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マスクは?物資不足は?調整監督は?工業・情報化部が回答―中国

配信日時:2020年2月4日(火) 0時20分
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新型コロナウィルスの感染による肺炎が続いている。マスクの生産能力はどの程度回復したのか、物資はどれくらい不足しているのか、調整や監督はどうなっているのかが注目される。

新型コロナウィルスの感染による肺炎が続いている。マスクの生産能力はどの程度回復したのか、物資はどれくらい不足しているのか、調整や監督はどうなっているのかが注目される。中国工業・情報化部は2日に記者会見を行い、関連部門の責任者が物資の保障についてコメントした。新華社が伝えた。

■マスクの生産能力は60%回復、医療用N95マスクはまだ品不足

同部が把握した状況によれば、現在、中国国内のマスクメーカーの生産能力回復率は60%前後になるという。しかし医療用のN95マスクは品不足が続いているという。

同部消費品工業司の曹学軍(ツァオ・シュエジュン)副司長は、「現在、中国国内の1日あたりのマスク生産量は1000万枚を超え、医療用N95マスクは60万枚だ。N95とは透過防止率が95%を超えるマスクのことで、工業用防塵対策マスクと医療用マスクの2種類があり、医療用はより効果が高く、生産に対する要求、生産に必要な環境、生産の標準の水準もより高い」と説明した。

曹氏は続けて、「1月24日以降、武漢市は医療物資保障チームに対して必要な物資をたびたび知らせており、中でも医療用N95マスクが大幅に不足しているとのことだ」と述べた。

同部によれば、重点基幹企業の生産能力を掘り起こすことに焦点を当て、再稼働して一定の生産能力に達することを確実にし、原材料や重要部品などの供給問題を調整解決し、中央政府の備蓄を利用して重点地域の需要を保障し、全力を尽くして供給を保障するという。

■医療用防護服の1日生産量が2万着、消毒用品は保障

同部によると、今最も不足する医療用防護服の供給が増加を続けているという。同部の黄利斌(ホアン・リービン)報道官は、「2月1日現在の中国の医療用防護服の1日あたり生産量は2万着に達し、1月28日の8700着に比べて目に見えて増加し、現在生産されているものは基本的に湖北省で利用されている」と述べた。

医療用防護服だけでなく、大きなニーズのある赤外線体温計、消毒・殺菌用品などの生産能力も大幅に回復しつつある。日用化学製品メーカーの藍月亮によれば、新型コロナウイルス肺炎が広がってすぐに残業を増やして生産を拡大し、消毒用手洗い石けん液や塩素系漂白剤など約512万元(約7680万円)分を集めて湖北省に送るとともに、各販売ルートに対し便乗値上げをしてはならないと明確に要求したという。

同部原材料工業司の王偉(ワン・ウェイ)司長は、「私たちの統計の対象になった殺菌消毒製品メーカー433社のうち、(高効率の)84消毒液を扱うところは95社あり、平均稼働率は60%で、1日あたり生産量は1579トンに上る。消毒用手洗い石けん液の1日の生産量は約140トン、医療用アルコールは407トンに達し、赤外線体温計は生産が50%前後回復し、この割合は徐々に上昇している」と述べた。

医療用設備の生産能力も拡大している。1月30日、聯影医療技術集団有限公司の医療用画像診断装置の第1段が武漢火神山医院に到着した。今回提供された設備は患者の肺の様子を1分間で読み取るという。また、聯影公司はこれまでに武漢市と上海市の各予防・管理基地に十分な数の装置を提供したという。邁瑞医療製造センターがすでに前倒しで稼働しており、人工呼吸器、モニター、除細動装置などの救急救命機器の供給を確保するとともに、医用料設備を複数ロットにわたって防止・管理の第一線に送り届け、医療用物資の保障を進展させたという。

■防止・管理用物資の生産・振り分け・輸送の全プロセスのコントロールを確保

黄氏は、「共同防止・管理メカニズム物資保障チームは武漢における新型コロナウイルス肺炎の防止・管理のニーズを踏まえ、医療用防護服、医療用N95マスク、医療用ゴーグル、陰圧機能を備えた救急車、関連の薬品を統一的に管理し、統一的に振り分ける。工業・情報化部は一部の重点医療用物資メーカーに特派員作業チームを派遣し、その日に生産された重点医療用物資を統一的に引き取り、購入保管する企業が輸送し、輸送から受け取りまで物流の状況を定時に調整し追跡し、クローズドループ型管理を実施し、予防用物資の生産・振り分け・輸送の全プロセスがコントロールされるよう確保する」と述べた。

同部の最新のデータによると、2月1日午後12時現在、中国国内のメーカーが湖北省に送った医療用防護服は累計13万6000着に達し、このうち11万7000着が現地に到着した。医療用N95マスクは13万4000枚を送り、うち13万1000枚あまりが到着した。医療用ゴーグルは18万8000個を送り、うち11万個が到着した。

また、同部は国家重点物資保障プラットフォームを開発し、医療用防護服やマスクなど7品目21種類の重点医療物資についてオンラインモニタリングを実施した。1月31日現在、企業400社あまりがモニタリングの対象になり、300社以上が毎日リアルタイムで情報を更新している。今後は、重点医療物資需給バランス・振り分け機能を最適化して、重点物資を保障する取り組みを着実にバックアップしていくという。

■国際市場における調達・技術支援が拡大、市場ニーズを全力で保障

1月31日、CK258、MU5042、MU5052の航空3便が、韓国ソウルから中国上海に相次いで到着し、阿里巴巴(アリババ)が海外市場で調達したマスク50トン以上などの医療用物資を運んできた。これらの物資はすでに武漢第一線の病院に送られている。

EC企業の拼多多は中国郵政や順豊速運などと協力して湖北省に直結する12の地級市(省と県の中間にある行政単位)、27の県のグリーンチャンネルを通じ、物流直接調達直接輸送ルートを切り開いた。海爾(ハイアール)は世界各地から寄せられた予防グッズを集め、感染地域に救急物資輸送ルートと物流サービスを無料で開通した。メーカーが積極的に再稼働すると同時に、プラットフォーム役割を担う企業は国際市場における調達を拡大して、市場ニーズを保障するよう全力で務めている。

記者会見で明らかにされたデータによると、1月30日だけで、中国のマスク輸入量は2000万枚に達した。

また、科学技術企業はデータや人工知能(AI)などの技術を応用することで、新型コロナウイルス肺炎の予防・管理を全力でサポートしている。鉄道の北京清河駅では百度(バイドゥ)の複数の人の体温を同時にかつ迅速に測定できるソリューションが現場で応用された。AI画像の識別技術と赤外線熱画像技術に基づき、一定の面積内の人の行き交うエリアで複数の人のおでこの体温を急速にスクリーニングして、問題があれば警告を発することができるようになった。

同部は、「国際市場での調達の推進に力を入れ、中国と国際市場との標準のマッチングや転換を行い、輸出用などの医療物資を緊急調整して利用し、また科学技術企業にビッグデータによる新型コロナウイルス肺炎の予防・管理の取り組みへの支援を強化するよう求めている」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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