新型肺炎で湖北省の人々に差別、俳優チェン・クンが冷静な対処を呼び掛け

Record China    2020年2月3日(月) 17時40分

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武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染が拡大する中、武漢や湖北省出身者への差別について「同胞を傷つけるのはやめよう」と呼び掛けた俳優チェン・クンに対し、賛成および批判の声が集まっている。

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中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中、武漢および湖北省出身者への差別について、「同胞を傷つけるのはやめよう」と呼び掛けた俳優チェン・クン陳坤)に対し、賛成および批判の声が集まっている。

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新型コロナウイルスが発生した武漢市では、先月23日に町の封鎖がスタート。しかし旧正月の時期と重なったことで、すでに武漢を離れていた人、または封鎖前に脱出した人の数は数百万人とも言われる。

そんな中、中国各地の宿泊施設では湖北省からの客を断るケースも激増。湖北省から来た人がいる家の玄関ドアを近隣住民が封鎖する様子や、湖北省ナンバーの車が無惨に壊される様子、警察が湖北省出身の人をパトカーに押しつけて拘束する様子を撮ったものなど、ネット上に多くの動画が出回ることに。一部のネットユーザーからは批判の声が上がっている。

中国の人気俳優チェン・クンはこのほど、こういった状況に対し中国版ツイッターを通じて、「戦う相手はウイルスであって同胞ではない」と冷静になるよう呼び掛け。これに対して、「そのとおり。明日はわが身だ」「あのような動画が海外にも発信され、本当に恥ずかしい」などと賛同の意見が多数集まっているが、同時に多くの批判の声も。「マスクもつけず外を歩く、自覚のない武漢人も大勢いる」「武漢人と距離を置きたいと思うのは当たり前の考えだ」「あなたが武漢人の避難先に自宅を提供するなら、あなたに賛同する」といったようなコメントが寄せられている。(Mathilda

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