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中国政府が新型肺炎で死亡患者の遺体の取り扱いを指示、遺族の同意なしでも迅速に火葬

配信日時:2020年2月2日(日) 17時20分
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中国政府が新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなった人の遺体の扱いの規則を発表した。遺族の同意なしでも火葬を迅速に行うとした。遺体を安置しての葬儀活動も禁止した。写真は湖北省武漢市内の葬儀場。

中国政府・国家衛生健康委員会と民政部、公安部(中国警察)は連名により2020年2月1日付で、新型コロナウイルス感染による肺炎(以下、新型肺炎)で亡くなった人の遺体の扱いのガイドラインを発表した。遺体の火葬を義務づけ、遺族の同意がなくても火葬するとした。

文章は感染拡大のリスクを避けるためなどとして、ガイドラインの徹底を求めた。新型肺炎で患者が死亡した場合には、医療機関関係者はすでに発表済みの新型肺炎についての感染予防と抑止の技術ガイドラインに従い、遺体の消毒と密封を行わねばならない。いったん密封した後の開封は厳禁する。

医療機関は遺体の火葬について遺族の同意を得た後に、遺体を迅速に殯儀館(葬儀場)に送らねばならない。また、遺体についての防疫処理と火葬についての意見書を添えねばならない。

遺族が火葬に同意しなかった場合には、医療機関と殯儀館側が説得を行う。それでも同意しなかった場合は、医療機関の署名にもとづき殯儀館側が火葬を実施する。その際には該当する地域を所管する警察が関連する作業を行う。

殯儀館に運ばれた遺体は専用通路を利用して移送し、殯儀館の職員が直接に火葬する。遺体を安置したり遺体と面会することは許さず、遺体を密閉したまま作業を行う。火葬の後に遺骨を集める作業も殯儀館の職員が行う。

遺体を安置しての告別式その他の葬儀活動は禁止する。少数民族が死亡した場合も、遺体はその地区で火葬する。

遺体は、患者が死亡した省(中央直轄市、民族自治区を含む)内で行い、他の省に搬送することは認めない。外国人および香港、マカオ、台湾籍の新型肺炎患者が死亡した場合にも、死亡した地区で火葬を行う。

新型コロナウイルスの感染疑い例として死亡した患者についても、感染が確認された患者と同じ扱いとする。

なお、中国では伝統的に土葬が主流だったが、中国当局は火葬を奨励し、推進しつづけている。都市部では火葬が相当に普及したが、農村部では土葬も多く残っている。中国政府・民政部によると、18年における遺体の火葬率は前年比で1.6ポイント上昇して50.5%だった。ウイグル族などに多いイスラム教信者は「この世の終末の日」における神の審判を受けるために肉体が必要と考えるため、火葬に対しては反発がとりわけ強いとされる。(翻訳・編集/如月隼人

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