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武漢発の新型肺炎、韓国で「反中・嫌中」の動き拡大=タクシー乗車、美容外科受診の拒否も―韓国各紙

配信日時:2020年1月31日(金) 16時10分
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朝鮮日報などは中国・武漢発の新型肺炎に対する恐怖感が韓国内で高まり、中国人客がタクシー乗車や美容整形外科の受診を断られたりするなど、「反中・嫌中」の動きが拡大、と報じた。写真は韓国。

新型コロナウイルスによる肺炎は韓国では発生地から「武漢肺炎」と呼ばれる。朝鮮日報など各紙は新型肺炎に対する恐怖感が国内で急速に高まり、中国人客がタクシー乗車を拒否されたり、美容整形外科の受診を断られたりするなど、「反中・嫌中」の動きが拡大している、と報じた。

朝鮮日報によると、政府の防疫網が破られたことも反中感情に油を注いでいる。国内で3、4人目の感染者がソウルなど首都圏一帯を歩き回っていたことが分かり、政府の防疫体系への不信感によって強まった恐怖感が中国に対する嫌悪という形で噴出しているというわけだ。

1月28日、ソウル市江南区新沙洞のカロスギル(街路樹通り)前でタクシーを探していた中国人観光客3人は3回の乗車拒否に遭った。一度タクシーに乗って目的地を告げても、中国語を話すと「申し訳ないが降りてください」と言う運転手が多かった。ソウル市江南区ノンヒョン洞のあるホテルでは「宿泊不可」と言われた中国人客たちがスーツケースを持って出てきて、付近のファストフード店に向かった。

同じ日、新沙洞にある美容整形外科では中国人客2人が「カウンセリングを受けたい」と来院すると、職員はまず2人の体温を測り、「韓国に入国して何日たったか」と尋ねた。「5日だ」と答えると、職員は「体温は正常だが(武漢肺炎の)潜伏期間の可能性があるため、病院の利用は難しい」と2人を帰らせた。病院の関係者は「全体の10%が中国人客だが、国内顧客の予約キャンセルの問い合わせが相次いでいるため、やむを得ず中国人客を受け入れないことにした」と話した。

同紙はインターネット上では日本による半導体材料の対韓輸出規制に反発して始まった「NOジャパン」が新型肺炎を機に「NOチャイナ」にシフトする動きも出ている、とも伝えた。

さらにハンギョレ新聞によると、ソウル市中区のある料理店には「中国人入店禁止」と書かれた紙が貼られた。出前配達プラットフォームで働く配達サービス労働者労組は「中国人の密集地域への配達禁止」を要求したが、波紋を呼び謝罪した。

同区の料理店の入り口にも、赤い文字で「中国人お断り」という漢字が大きく書かれていた。ここは普段、明洞などに滞在する中国人観光客が頻繁に訪れる料理店だ。料理店の店主は取材に「当然最近、新型コロナのせいでうるさいから案内文を貼ったのだ。今は中国人客を受け入れたくない」と言い、「客を受け入れようと受け入れまいと私の自由だ。世界的にもうるさいから気に障る」と語ったという。(編集/日向)

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