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2007年5月4日、温家宝首相は中国「五・四運動」を記念し、中国人民大学の学生との対談をおこなった。その中で首相は、自らの大学時代の学業成績を明らかにした。資料写真。
2007年5月4日、中国「五・四運動」を記念しておこなわれた大学生との対談で温家宝首相は、自らの大学生時代を振り返り、猛勉強に明け暮れた結果、優秀な成績を得ていたことを告白した。
中国人民大学哲学院の学生、林凡(リン・ファン)君の「温首相の談話を拝聴すると、首相の中国古典文学に対する深いご造詣を感じます。」との言葉に温首相は、「確かに私の発言には中国古典文学からの引用が多く、その95%が教科書には載っていないものだと指摘されていますが。」と前置き、学生時代の勉強方法を紹介した。
地質学を専攻した温首相は学生時代、教科書の勉強以外の時間はすべて、古典文学を読むことに費やした。誰もいない教室に最後まで残って読書をし、宿舎に戻り就寝。まだ他の学生が寝ている午前2時〜3時には起きて、ふたたび教室へ戻り読書を続ける毎日だったという。
学生時代の成績は36科目中、35科目「優秀」だったと温首相は告白、現代の学生たちに「どんな本でも良いからとにかく読みなさい。いつか役にたつから。」と力説した。(翻訳/編集本郷智子)
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