湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染が拡大する中、制作中のドラマや映画が相次いで撮影の一時中止を発表。近年、海外での人気が高まっている中国ドラマだが、完成が大幅にずれ込むことも予想されている。

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“中国のハリウッド”こと浙江省の横店影視城をはじめ、同じく省内で広大な面積と規模を誇る象山影視城など、国内の撮影基地では24日以降、園内を観光客に開放しないことを次々に発表。これと同時に基地内で撮影している作品をはじめ、制作中のドラマや映画から相次いで撮影の一時中止が発表されている。

昨年出産した女優チャオ・リーイン（趙麗穎）の復帰作として注目される時代劇ドラマ「有翡」をはじめ、人気女優ヤン・ミー（楊冪）の最新作「謝謝你医生」、俳優ワン・カイ（王凱）主演の人気ドラマ第二弾「大江大河2」など、数多くの作品がすでに撮影の無期限中止を発表。日本や韓国、東南アジア各国などで、近年は中国ドラマの人気が高まっているが、スケジュールの停滞により深刻なダメージを受けることも予想されている。

アクションスターのドニー・イェン（甄子丹）の最新作となる映画「極地捜救」は昨年末にクランクインし、旧正月期間の撮影休止を経て、今月27日に再開予定だったが延期を発表。制作会社の星皓影業（FilmkoFilm）では、状況が完全に落ち着くのを待つため、今年11月の撮影再開を発表している。（Mathilda）