29日に武漢市からチャーター機で帰国した日本人206人のうち3人が新型コロナウイルスに感染していることが分かった。中国メディアの人民日報がこれを伝えると、ネットユーザーからは大きな反響が寄せられている。

報道によると、感染したのは50代の男性と女性、40代の男性の3人。50代の男性は症状があったが、その他の2人には症状は出ていなかったという。人民日報は30日、日本の報道を引用して、「日本では累計11人が感染」「無症状で感染が確認されたのは日本で初」などと伝えた。

人民日報の投稿には3時間ほどで1000件以上のコメントが寄せられている。先ごろ、日本人初の感染者が確認された際と同様、「本当にすみません」「非常に申し訳ない。早期回復をお祈りします」「ごめんなさい！ワクチンが開発されたらきっとすぐにお届けします。良くなったら遊びに行きます」といった謝罪の言葉や、「日本の友人の無事を祈ります。みんな良くなりますように」「日本はたくさん支援してくれた。どうか無事に切り抜けてほしい」などと願う言葉が寄せられた。

また、「日本人のウイルスへの意識は中国人より高いはずなのに。思っていたよりも恐ろしい」「3人中2人が無症状…怖すぎる」といった声のほか、「206人中3人。感染率がすごく高い」「日本のチャーター機の感染率は1．46％。武漢市の常住人口が900万人、流動人口が500万人だとすると、感染者は20万人以上いることになる」などと懸念を示す声が上がっている。

なお、30日午前にチャーター機で帰国した210人のうち、13人に発熱やせきなどの症状が出ているという。（翻訳・編集/北田）