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新型肺炎が韓国自動車業界を直撃?部品尽き生産ストップの危機

配信日時:2020年2月4日(火) 11時50分
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3日、韓国・中央日報によると、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎拡大により、現代・起亜自動車の部品受給に支障が生じており、今週中にも底をつく見通しだという。写真は武漢。

2020年2月3日、韓国・中央日報は、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎拡大により現代(ヒュンダイ)・起亜(キア)自動車の一部部品供給に支障が生じているとし、「今週中にも(在庫が)底をつく見通しだ」と伝えた。

記事によると、在庫がほぼ尽きているのは車両内の統合配線装置「ワイヤーハーネス」で、乗用車20種の在庫量は6日午後3時まで、商用車6種は最長で11日までだという。乗用車20種は現代・起亜自の全車種に近い。3万個の部品からなる完成車は一つの部品の供給が滞るだけで組立工程を維持することができなくなるため、現代自の蔚山(ウルサン)工場で生産している人気車種の生産が滞る見通し。その他の車種も、新車生産と顧客への引き渡しが遅れる可能性があるという。

さらに記事は「数日内に生産ラインを停止しなければならない状況に直面している」と伝えている。

現代自グループは中国に進出した韓国自動車部品メーカー3社からワイヤーハーネスの供給を受けており、このうち2社のシェアが約87%に達するという。本来、供給が難しい部品ではない上にかさばるため、現代・起亜自は通常、確保する在庫量を1週間分としてきた。しかし、中国内の部品メーカーが新型肺炎の拡大で春節連休後も休業を延長しており、製品供給が途切れた状態だという。

こうした事態を受け、ワイヤーハーネス供給3社が韓国内工場を稼働する計画を進めているほか、現代・起亜自も対応に動いているというが、「当面の物量を完全に確保するのは容易ではない」と記事は伝えている。韓国の産業通商資源部なども緊急対策に動いているが、「現状把握すら困難な状態」だという。

ある関係者は「メーカー側が発言を極度に控えている。今はワイヤーハーネスの問題のみが伝わっているが、他の部品も支障がありそうだ」と話している。現代・起亜自は中国に進出し、管理・調達コストの問題から部品供給網を中国に統合したといい、「世界のメーカーと比較すると、協力会社が中国に集中している。今回のように中国内に問題が生じた場合、対処が難しい」とも指摘しているという。

一方、双竜(サンヨン)自動車もワイヤーハーネスの在庫が尽き、工場の一時操業停止を決めている。韓国GMとルノーサムスンは、今週までワイヤーハーネスの受給に問題はないとしているが、事態が長期化すれば問題化する恐れがあり、「状況を注視している」としているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「輸入して輸出することで稼いでいる韓国に、災難が重なっている。こういう構造的問題に対し、政府は中長期的努力をしようともせず、検察改革だの何だのばかり」という政府批判や、「中国に依存しながら、後のことを考えず対策もないとは」「安い部品を買って車を造り、高く売ってもうけようとするからこうなる。貴族労組に払うカネを減らして、まともな部品で車を作るべきだ」「中国製の部品がないからって稼働できない工場ならいっそ閉鎖して」など現代自への批判が寄せられている。

このほか、「この機会に中国製部品から脱却しよう。国産か日本製を使えばいい」「中国も日本もやめて、ベトナムかタイにすべきだ」などの声も上がっている。(翻訳・編集/麻江)

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