日本人初の新型肺炎感染者、中国メディア速報、中国ネット「巻き込んでごめんなさい」

Record China    2020年1月29日(水) 11時40分

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中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、奈良県在住の60代の男性の感染が新たに確認された。写真は武漢の病院。

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、奈良県在住の60代の男性の感染が新たに確認された。

奈良県が28日に発表したところによると、男性は観光バス運転手。武漢市への渡航歴はなかったが、今月8~11日と12~16日の2回、同市からのツアー客を乗せていた。せきなどの症状があったため17日に医療機関を受診したが、その際は経過観察となった。症状が悪化した25日に再び医療機関を受診し、検査の結果、28日に感染が確認されたという。日本人の感染が確認されたのは初めて。県は「バスの車内で感染した可能性が高い」との見方を示している。

中国メディアの人民日報は同日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントで速報を打ってこれを伝えた。投稿には3500件に迫るコメントが寄せられており、最も共感を集めているのは「申し訳ありません」のひと言に手を合わせる絵文字が添えられたものだ。

コメント欄は、「今回は、日本に『ごめんなさい』と言わないといけない」「本当に申し訳ない(泣)。巻き込んでごめんなさい」「はあ…。日本人は私たちにマスクを送ってくれたというのに。海外のネットにアクセスできる人は、代わりに日本人に謝っておいてほしい」「ごめんなさい。どうかご無事で」などの声が並ぶ平謝り状態。「(日本で)感染が拡大しませんように。日本の今回の対応は素晴らしい」「日本には高齢者が多いから。これ以上拡大しないでほしい。お年寄りは(感染したら)本当につらい」などと願う声も少なくない。

このほか、感染した男性が18~22日に大連市からのツアー客を乗せたバスも運転していたことについて、「日本の報道で見た(人民日報の投稿では伝えられていない)。もし本当ならそのツアー客も検査しないと」「大連の人たちに知らせてあげて!」などと懸念する声も上がっている。(翻訳・編集/北田

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