韓国人が韓国の伝統衣装を着ない理由とは?

Record China    2020年2月2日(日) 20時30分

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24日、韓国・マネートゥデイは、韓国の伝統衣装である韓服について「外国人観光客しか着ていない」とし、その実態を伝えた。写真は韓服。

2020年1月24日、韓国・マネートゥデイは、韓国の伝統衣装である韓服について「外国人観光客しか着ていない」とし、その実態を伝えた。

記事は韓服について「幼いころお正月の晴れ着として着た経験がある韓国人は多いものの、成人になってからはほとんど着なくなる」としている。SKプラネットの調査(2016年)では「韓服を着たい時はいつか」という質問に対し26.1%が「祝日」を挙げたとの結果が出たというが、「現実は祝日に着用する人は少ない」と指摘している。

記事がその原因として挙げているのが「不便さ」。1970年代の韓服に関する研究資料でも、動きづらさ、堅苦しさ、手入れの手間などが問題として挙げられているそうだ。記事は「イベントでは韓服を“着ない”ムードがあるため、着るには勇気が必要な状況。着れば親戚から質問攻めにあう危険もある」としている。

また韓国統計庁によると、韓服製造会社の数は2005年に4506社あったが、14年には3054社となり32.2%減少した。従事者数も6262人から4478人に28.5%減少したという。

記事は最後に、韓国がより多くの人に着られるためには「デザイン、レンタルシステムの改善などとともに積極的な広報が求められる」と指摘している。専門家も「学校でのきっかけ作り」や「SNSの活用」を挙げ、「伝統を守りつつ、現代との接点を見出すことが重要だ」と強調しているという。

これを受け、韓国のネット上では「不便なのに加えて値段が無駄に高い。それに伝統衣装を着ないのは韓国だけじゃない。世界も同じ」など「値段の高さ」を指摘する声が目立つ。

一方で「外国人のみならず韓国人もいっぱい着てたけど?」との声や、「無理して着る必要はないのでは?」との声も上がっている。

あるユーザーからは「日本はお祭りの時に浴衣を着る人が多いよね。伝統を守る意識は日本人の方が強い」との声も上がっていた。(翻訳・編集/松村)

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