日本が新たな防空ミサイルシステムの開発に取り組む背景―中国メディア

Record China    2020年1月21日(火) 7時30分

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19日、新浪軍事は、日本が新たな防空ミサイルシステムの開発に着手していると報じた。写真は基地防空用地対空誘導弾(出典:航空自衛隊 https://www.mod.go.jp/asdf/)

2020年1月19日、中国メディアの新浪軍事は、日本が新たな防空ミサイルシステムの開発に着手していると報じた。

記事は、日本メディアの報道として、防衛省が今年から新たなミサイル迎撃システムの研究に着手し、朝鮮半島などからの弾道ミサイルの脅威に備えると伝えた。

そのうえで、現在自衛隊の対弾道ミサイル迎撃任務は主に、海上自衛隊のイージス艦、航空自衛隊のPAC-3地対空ミサイルからなっており、これに間もなく完成する「陸上版イージス」設備が加わって共同で担うと紹介した。

一方で、近年ではロシアの変則軌道短距離弾道ミサイル「イスカンデル」をはじめとする新世代の戦略ミサイルが潮流となり、対弾道ミサイル警戒、迎撃が一層難しくなっているとしている。

そして、「陸上自衛隊は03式中距離地対空誘導弾改(03式中SAM改)に弾道ミサイル迎撃対応改修を施し、迎撃体制の強化に乗り出している」と紹介。そのためにはミサイルの寸法を大きくするとともに、空圧や制御などの全面的な改良が必要であるほか、搭載する各種レーダーについても小さな目標に対する追跡精度を一層高め、低高度で高速滑空する弾道ミサイルを持続追跡できるようにしなければならないと伝えた。

記事は、「多くの関係技術について、すでにひっそりと研究を始めている。それ故、防衛省が掲げた2023年に実験完了という目標は、到底不可能というレベルではなさそうだ」と評している。(翻訳・編集/川尻

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