中国は年内にも外国からの輸入ごみゼロを実現―中国メディア

Record China    2020年1月20日(月) 8時40分

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18日、中国メディアの観察者網は、中国は2020年末にも外国からの輸入ごみがほぼゼロになる見通しだと伝えた。資料写真。

2020年1月18日、中国メディアの観察者網は、中国は20年末にも外国からの輸入ごみがほぼゼロになる見通しだと伝えた。

記事は、中国生態環境部の劉友賓(リウ・ヨウビン)報道官が、17日に北京で行われた記者会見で、中国生態環境部とその関連部門は「外国ごみの輸入禁止と固形廃棄物輸入管理制度改革の実施計画」を全面的に実施し、17年と18年に続いて19年も改革目標を達成したと発表したと紹介。「昨年の中国の固形廃棄物輸入量は前年比40.7%減の1347万8000トンだった」と伝えた。

また、固形廃棄物輸入管理制度には大きな進展があり、輸入した固形廃棄物の種類と量が減少したと紹介。56種類の固形廃棄物が輸入禁止となったこと、現在のところ、改革前の16年と比べて輸入固形廃棄物の種類は76%減、量は71%減となったことを伝えた。

さらに、ごみの密輸についても取り締まりを強化したと指摘。税関総署ではごみの密輸取り締まりの特別キャンペーンを行ったほか、生態環境部でも固形廃棄物の輸入申請を厳格に審査し、固形廃棄物を違法に加工利用する行為を取り締まり、金属くずや古紙の輸入企業に対して現場での検査を行い、良い成果を収めたと伝えた。

同時に国内での廃棄物のリサイクルを推し進めたと紹介し、輸入廃棄物を主な業務としていた企業に対し、国内市場に目を向けるよう促し、国内での古紙回収ルートの確立を加速して、国内のリサイクル業界には高品質・大規模化への移行を促したと伝えた。

そして劉報道官が、「20年は外国ごみの輸入禁止と固形廃棄物輸入管理制度改革が完成する年となる。生態環境部は引き続き各部門や地域とともに、20年末に固形廃棄物の輸入ゼロの実現を目指し、全面的に改革を完成させる」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/山中)

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