中国の食品汚染を描く話題作「Something Good」、当局が撮影も不許可―中国

Record China    2013年10月2日(水) 12時10分

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1日、中国の食品汚染を正面から描いた映画「Something Good」に、中国の女優チャン・ジンチューが出演している。

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2013年10月1日、中国の食品汚染を正面から描いた映画「Something Good」に、中国の女優チャン・ジンチュー(張静初)が出演している。中国の映画情報サイト・時光網が伝えた。

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ルカ・バルバレスキー監督の「Something Good」が先月末、香港で開催された第2回イタリア映画ウィークで世界初公開された。同作は、世界中が注目するる中国の食品汚染について正面から描いたもの。バルバレスキー監督自身が主演し、中国の人気女優チャン・ジンチューがその恋人役で出演している。

チャン・ジンチュー演じる女性の息子が中国で、誤って農薬入りのジュースを飲み死亡。その後、香港へ移住した彼女は、安全な食品だけを使ったレストランをオープンする。しかし、その恋人の正体は、汚染された食品を世界中にバラまくバイヤーだった。敏感な話題をテーマに、人間のモラルと欲望を描いたヒューマンドラマだ。

バルバレスキー監督によると、当初は上海ロケを予定していたが、脚本が当局の審査に引っかかり、やむなく香港へと変更。この事態を受けて、中国側スポンサーも撤退したという。「中国で上映許可が下りることは、恐らくないだろう」と語っている。

思い悩んだ末にオファーを受けたというチャン・ジンチューも、「中国で上映される可能性は薄いと思う」と語っている。しかし、大切な問題を描いた作品ということで、「見る手段はいろいろあると思う。ぜひ映画に触れて感じてほしい」と話している。

「Something Good」は今月開催の第8回ローマ国際映画祭で上映され、欧州各国や北米地区での公開が決定している。(翻訳・編集/Mathilda

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