休暇中に性転換手術、韓国初のトランスジェンダー軍人が誕生?―韓国メディア

Record China    2020年1月17日(金) 14時20分

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16日、韓国・ニュース1は、韓国初の「トランスジェンダー軍人」が誕生する可能性について報じた。写真は韓国の兵士。

2020年1月16日、韓国・ニュース1は、韓国初の「トランスジェンダー軍人」が誕生する可能性について報じた。

記事は、韓国軍人権センターが同日午前に行った緊急記者会見について伝えている。それによると、陸軍で戦車操縦士として服務していた男性が、昨年冬の休暇中に所属部隊の承認を得てタイで性転換手術を受け、現在国軍病院に入院している。男性は術後、家族関係登録簿上の性別を女性に変更するため管轄裁判所に性別訂正許可を申請した。今後は女性兵士としての服務継続を希望している。陸軍は規則に基づき、退役させるかどうか審査を行う予定だという。

現役軍人の選抜基準である「疾病、心身障害の程度及び評価基準」では、トランスジェンダーのアイデンティティーを「性主体性障害」として扱っており、軍刑法92条6では同性同士で関係を持った軍人を処罰できるよう定められている。ただし軍人権センター側は「服務中のトランスジェンダー軍人や入隊を希望するトランスジェンダー軍人に関する明確な指針や規定はない」と説明しているという。

現在、男性は「性別訂正申請の結果が出るまで審査を延期してほしい」という意見書を提出した状態。なお、軍人権センターによると、性転換手術のために精神科相談とホルモン治療を行っている現役の幹部と兵士は数人いるという。(翻訳・編集/松村)

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