中国、34年間の世界高分解能地表太陽放射データ集を発表

人民網日本語版    2020年1月14日(火) 23時20分

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中国科学院青蔵高原研究所が13日に明らかにしたところによると、同研究所元青蔵高原科学データセンターによる世界高分解能地表太陽放射データ集がこのほどリリース発表された。

中国科学院青蔵高原研究所が13日に明らかにしたところによると、同研究所元青蔵高原科学データセンター(以下「同センター」)による世界高分解能地表太陽放射データ集がこのほどリリース発表された。世界のユーザーは1983年7月から2017年6月までの34年間にわたる高分解能地表太陽放射データを無料でダウンロードできる。中国新聞網が伝えた。

これは中国が今まで発表したうち最も長い期間の地表太陽放射データで、中国が国際太陽放射反転分野で画期的な進展を遂げたことを意味する。同センターは今後、最新のクラウド製品により同データ集の更新を続ける。

同センターによると、このほどリリース発表されたデータは、氷河や水文、生態、農業などの地表プロセスのシミュレーション研究に基礎データを提供でき、地学関連モデルの地表駆動データ集を改善・作成し、太陽光発電所の立地先の選択、太陽光応用システムの評価など太陽エネルギー応用分野にデータサポートを提供できる。この重要な成果は「地球システムの科学的データ」誌にデータ論文の形で掲載された。

同センターの唐文君副研究員と協力者は2018年より、世界高分解能地表太陽放射データ集の作成を計画した。彼らは最新の国際衛星クラウド気候計画・世界高分解能シリーズクラウド製品、再分析データ及び中分解能分光イメージングセンサー(MODIS)エアロゲルとアルベドーなどの製品に基づき、改良版物理アルゴリズムを利用し、空間分解能10キロ・時間分解能3時間の、34年の時を跨ぐ世界高分解能地表太陽放射データ集を開発した。

論証を経て、そしてその他の世界衛星放射製品との比較により、中国が発表した34年間の高分解能地表太陽放射データ集が、世界共通の「国際衛星クラウド気候計画・スループットデータ集」「世界エネルギー・水循環実験 地表エネルギー収支」「クラウド・地球放射エネルギーシステム」などの世界衛星放射製品の精度を上回ることが分かった。(編集YF)

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