第14回東京フィルメックス、中国のジャ・ジャンクー監督作で開幕へ

Record China    2013年9月27日(金) 16時50分

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26日、「第14回東京フィルメックス」の上映作品発表記者会見が東京都内であった。開幕作品は中国のジャ・ジャンクー監督作「A Touch of Sin」、閉幕作品はカンボジア映画「THE MISSING PICTURE(英題)」に決まった。

2013年9月26日、「第14回東京フィルメックス」(11月23日〜12月1日)の上映作品発表記者会見が東京都内であった。開幕作品は中国のジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督作「A Touch of Sin(原題:天注定)」、閉幕作品はカンボジア映画「THE MISSING PICTURE(英題)」(カンヌ国際映画祭『ある視点』部門最優秀賞)。審査委員長はイランのモフセン・マフマルバフ監督が務める。

コンペティション部門は10作品。日本からは東日本大震災を生き延びた馬を追うドキュメンタリー「祭の馬」(松林要樹監督)、風俗嬢の刹那的恋物語「トーキョービッチ,アイラブユー」(吉田光希)の2作品。カンヌ国際映画祭でカメラ・ドール(最優秀新人監督賞)を獲得したシンガポール映画「ILO ILO(英題)」などが選ばれた。

特別招待作品は、ベネチア国際映画祭審査員大賞を受賞したばかりの「ピクニック」(ツァイ・ミンリャン監督)、イラン当局の監視下にあるジャファル・パナヒ監督作「閉ざされたカーテン」、著名デザイナーのアニエス・ベーが初メガホンを取った「わたしの名前は…」、マフマルバフ監督が釜山国際映画祭前ディレクターのキム・ドンホ氏に密着したドキュメンタリー「微笑み絶やさず」など。

中華圏からはコンペ部門で台湾のチャン・ツォーチ(張作驥)監督作「夏休みの宿題」、中国チュエン・リン(権聆)監督の「見知らぬあなた」が上映される。

「祭の馬」の松林監督は会見で、「答えのない映画を作ろうと思った。観た人を挑発できれば」、「トーキョービッチ,アイラブユー」の吉田監督は「フィクションに思い切り向き合いたかった。自分にとって挑戦的な作品」と語った。

また、特集上映として、1930年代のフランス映画界を担ったジャン・グレミヨン監督、今年生誕100年を迎えた中村登監督の作品をまとめて紹介する。(文/遠海安)

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