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中国・西安でこのほど、タクシー運転手が、スマートフォンのコード決済で金額を間違って多く入力し立ち去った韓国人乗客を苦労の末に探し当て、余分に受け取った額を返金するということがあった。
2020年1月8日、中国メディア「北京時間」のウェイボー公式アカウントは、中国・西安のあるタクシー運転手が、スマートフォンのコード決済で金額を間違って多く入力し立ち去った韓国人乗客を苦労の末に探し当て、余分に受け取った額を返金したという話を紹介した。
タクシー運転手によると、韓国人乗客は中国語が話せず、酒に酔っていたこともあり、16元(約240円)を1600元(約2万4000円)と間違って入力してしまった。
決済音が鳴るのに遅延が生じたため、運転手が金額を確認できた時にはすでに、韓国人乗客は降車して姿が見えなくなっていた。
運転手はすぐにタクシー会社とタクシー管理処に連絡した。代金を多く支払ったことに気付いた韓国人乗客は、中国人の同僚を通じてタクシー管理処経由で運転手と連絡を取ることができた。数日後、運転手は韓国人乗客のもとに出向いて、スマホを通じて1584元(約2万3760円)を返金。韓国人乗客はとても感謝していたという。
ウェイボーユーザーからは、韓国人乗客が金額を間違えたことについて、「(タクシーメーターの)16の後の小数点が見えなかったのだろう」「『16.00』と表示されるので1600元と思ってしまったのだろう」などの声が上がっていた。
運転手の対応については、「あっぱれ」「中華民族の伝統的な美徳を発揚した」「世間には善良な人がまだたくさんいる」「拾金不昧(金を拾って猫ばばしない、拾った物は必ず届ける、という意味の成語)」「彼の良い行いは西安の、そして中国の姿を表している」などの感想が寄せられていた。(翻訳・編集/柳川)
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