マハティール首相「こう言ったら私も“ある人物”に空爆されるかも」―中国メディア

Record China    2020年1月8日(水) 19時40分

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マレーシアのマハティール首相は7日、米国によるイラン司令官殺害に言及し、「われわれももはや安全ではない」などと発言した。写真はマハティール首相公邸。

マレーシアのマハティール首相は7日、米国によるイラン司令官殺害に言及し、「われわれももはや安全ではない」などと発言した。同日付でロイターが報じると、中国メディア・環球時報は「マハティール氏が果敢にも言った」と題して伝えた。

3日未明、米軍はイラクの首都バグダッドの国際空港で、イラン精鋭部隊のソレイマニ司令官を無人機で攻撃、殺害した。記事によると、マハティール首相はこれを受け、「いわゆる“テロリズム”に発展する可能性がある」と指摘。さらに、「こうした行為は不道徳で、法律にも違反している」と非難した。

同首相はまた、「われわれももはや安全ではない。もしも誰かを侮辱したり、気に障ることを言ったりすれば、“ある国の人物”はドローンを送り込み、私を空爆しても問題ないと思うだろう」と警戒感を示した。

記事によると、7日にはマレーシアの首都クアラルンプールの米国大使館周辺で、ブルカ(イスラム教徒の女性が着用するベールの一種)を着た女性らを含む約50人がデモを行い、米国に抗議した。記事は、「マレーシアは米国がイランに制裁を加える中でもイランと良好な関係を保ってきた。マレーシアには約1万人のイラン人が住んでいると推定されている」などとマレーシアとイランの関係について説明した。

このほか、記事は「国家の指導者として世界最年長のマハティール首相は、この数カ月でイスラム世界の重要な議題について頻繁に発言してきた」とも言及。同首相が、イランのロウハニ大統領も参加した昨年12月のクアラルンプール・サミット(イスラム諸国首脳会合)でイスラム排斥対策を強調し、「われわれは西側への依存を断ち切る方法を見出すべきだ」との見方を示したことや、インドで反イスラム的とされる市民権法改正が行われた際には、「この法律のせいで人々は死にかけている」などと批判したことを紹介した。(翻訳・編集/岩谷)

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