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6日、北京商報は、中国のホテルグループ・華住に日本のホテル事業の買収に乗り出す動きが出ているとし、その背景について解説する記事を掲載した。写真は華住傘下ホテル・全季酒店。
2020年1月6日、北京商報は、中国のホテルグループ・華住に日本のホテル事業の買収に乗り出す動きが出ているとし、その背景について解説する記事を掲載した。
記事は、華住が香港の証券会社・華盛証券と共に日本のホテルを買収するためのファンドを立ち上げるという情報について5日に華住の関係者に話を聞いたところ、具体的な計画こそ明かさなかったものの否定しなかったと紹介。業界関係者からは、訪日中国人観光客が増加傾向にあることが、華住による日本のホテル市場参入の背景にあるとの見方が出ているという。
記事によると、華住はこの1年で積極的に海外展開を進めており、昨年10月にはシンガポールで直営ホテルを開業させたほか、シンガポールの子会社がドイツのホテルグループを買収した。専門家は、「華住の急進的な海外進出の動きの背景には、中国国内のホテル競争がますます激化していることがある」と分析したという。
記事は一方で、中国のホテルの海外進出には多くの課題が存在するとの意見もあるとし、「国内と国外では法律法規や政策が異なるほか、中国よりも人件費が高くなることを考えなければならない」というホテル企業幹部の話を紹介。このほかにも、「華住の日本進出に関しては日本企業に加え、早い時期から日本に進出していた海外のホテルグループとの厳しい競争が待っており、知名度の低い中国企業は苦戦を強いられる可能性がある」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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