ソウル日本大使館前の「慰安婦デモ」に危機?別の団体が場所を横取り=韓国ネット怒り

Record China    2020年5月27日(水) 20時20分

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27日、韓国メディア・ペンアンドマイクは「約30年続いてきたソウルの日本大使館前での慰安婦関連デモが1カ月後には見られなくなる」と報じた。写真はソウルの日本大使館前。

2020年5月27日、韓国メディア・ペンアンドマイクは「約30年続いてきたソウルの日本大使館前での慰安婦関連デモが1カ月後には見られなくなる」と報じた。

記事によると、韓国の保守団体・自由連帯のキム・サンジン事務総長は「来月24日以降の毎週水曜日午後0時から1時まで、日本大使館前の慰安婦像の前で集会を行うと警察に申告した」と明らかにし、「正義記憶連帯は同じ場所でもう集会を開けない」と話した。

韓国の元慰安婦支援団体・正義記憶連帯(正義連)は1992年1月から、慰安婦問題解決を訴えるべく毎週水曜日に日本大使館前の慰安婦像の前で集会を行ってきた。しかし自由連帯が正義連より先に、来月24日の水曜日に正義連の解体と、正義連前代表で今年4月の総選挙で与党系の比例政党「共に市民党」から国会議員に当選した尹美香(ユン・ミヒャン)氏の就任辞退を求める集会を行うための申請をしたという。韓国では最近、元慰安婦が正義連の会計不正問題などを指摘し、「利用された」と批判したことが大きな波紋を広げている。

ただ、警察署関係者は「集会の日時と場所が重なった場合、集会法に基づき場所の分割などで衝突を防止することを検討している」と話しているという。

これに韓国のネットユーザーからは「正しい歴史を伝える水曜集会は継続すべき。正義連の疑惑は解明して処罰するべきだけど、日本の謝罪と賠償を求める活動は続けないと」「これが元慰安婦の望んでいたことなの?これではあんなに熱望していた日本からの謝罪を受けられるか疑問」と懸念する声が上がっている。

また、「日本の利益を追求する団体が保守団体だと?親日団体と呼ぶのが正しいのでは?」「慰安婦像の前で『慰安婦は売春』と主張する人たちが横行する事態が現実になってしまった」など自由連帯に批判的な声も続出している。

一方で「何十年も水曜集会をして得たものは何?元慰安婦が政治と金稼ぎに利用されていただけ」「正義連のイメージは悪過ぎる。水曜集会は終わりにして、別の活動を始めるべき」などの声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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