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韓国の外国人労働者が“慰安婦”映画を制作「韓国に来て衝撃受けた」

配信日時:2020年1月16日(木) 11時10分
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15日、韓国メディア・韓国日報は、韓国に移住した外国人労働者が慰安婦テーマの映画を制作した理由について報じた。写真はソウル。

2020年1月15日、韓国メディア・韓国日報は、韓国に移住した外国人労働者が慰安婦テーマの映画を制作した理由について報じた。

その外国人労働者はバングラデシュ出身のセ・アル・マムンさんだ。記事によると、マムンさんは大学中退後の1998年に「コリアンドリーム」を抱いて訪韓したが人種差別に苦しんだ。さらに勤務先の家具工場では1日10時間労働で一月の給料は75万ウォン(約7万1200円)だった。3年間休まず働き退職を決意したが、会社からは「退職金は出ない」と言われたという。

そんなマムンさんを救ったのは、韓国の友人に紹介されたある労働組合だったという。労働組合の助けを受け、マムンさんは230万ウォン(約22万円)の退職金を受け取ることができた。そしてこの縁をきっかけに、マムンさんは移住労働者の人権運動に参加し始めた。「少数者の苦しみ」を世に伝えるべく、デモのみならずドキュメンタリー映画の制作も行った。昨年12月にはチョン・ソヒ監督と制作したドキュメンタリー映画「ビニールハウスは家じゃない(This is not a house、2018)」で東京ドキュメンタリー映画祭にも招待された。

そして今回、マムンさんは慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー映画「ビランゴナ(Birangona)」を制作した。ビランゴナは1971年にバングラデシュで起こった戦争でパキスタン軍に性的暴力を受けた女性を表す言葉だという。制作した理由について、マムンさんは「バングラデシュでは日本の良い部分ばかりを習ったが、韓国に来て慰安婦問題を知り衝撃を受けた」とし、「バングラデシュでも問題だった慰安婦問題の実状をもっと知らせたかった」と語ったという。

これを受け、韓国のネット上では「人種差別をするなんて同じ韓国人として恥ずかしい。応援します」「日本の極右は批判するくせに、自分たちも同じように外国人を差別するのは良くない」などの声が上がっている。

一方で「韓国の慰安婦問題を持ち出して、結局は自分たちの権利を守ってるだけ」「バングラデシュ国内の方が人種や民族、宗教など差別がひどい。母国に帰って運動したら?」などと指摘する声も。

また、韓国では外国人不法滞在問題が深刻化していることから「脱北者以外の外国人はビザなしには受け入れ禁止にしよう」「不法滞在者、未登録の移民労働者の保障はやめて。韓国人の雇用がなくなる」などのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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