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北京-張家口結ぶ高速鉄道が開通、時速350キロで自動運転―中国

配信日時:2020年1月1日(水) 5時40分
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世界初の北斗衛星ナビゲーションシステムを採用して自動運転など諸機能を実現したスマート高速鉄道-京張高速鉄道(北京-張家口)が30日、正式に開通した。
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世界初の北斗衛星ナビゲーションシステムを採用して自動運転など諸機能を実現したスマート高速鉄道-京張高速鉄道(北京-張家口)が30日、正式に開通した。

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■スマート版「復興号」が北京-張家口を1時間で結ぶ

12月30日には京張高速鉄道の開通と同時に、崇礼鉄道(下花園北駅-崇礼区太子城駅)、大張高速鉄道(大同-張家口)、呼張高速鉄道(呼和浩特-張家口)も稼働した。こうした鉄道により華北地域の移動時間が急速に縮まった。

張家口駅から北京北駅までの所要時間は、3時間7分だったのが最速で約1時間に短縮された。呼和浩特駅から北京清河駅までは9時間15分だったのが最速で2時間9分に、大同駅から北京清河駅までは最速で1時間42分に短縮された。

速度が驚異的なばかりでなく、京張高速鉄道は「賢い」高速鉄道でもあり、世界で初めて北斗衛星ナビシステムを採用して自動運転などの機能を実現したスマート高速鉄道でもある。

中国国家鉄路集団有限公司高速列車制御システムプロジェクトのチーフエンジニア莫志松(モー・ジーソン)氏は、「時間になったら自動的に運転をスタートし、運行区間を自動走行し、駅に着けば自動的に停車し、停車すると自動的にドアが開く…復興号は時速350キロメートルで運転していても1回の制動操作で停車し、停止位置の誤差は10センチメートル以内で、約15%の省エネを達成した」と述べた。

京張高速鉄道は「復興号」CR400BF型車両をベースに、先頭部分の設計に改良を加え、スマートモジュールを増やし、列車の抵抗力を10%前後低下させ、エネルギー消費量を8%削減し、各種性能がより向上したという。

京張高速鉄道は「最強の頭脳」でスマート運行を実現した。スマートが特徴の京張高速鉄道は北斗ナビシステムと連動、自動運転を実現した。中国鉄道科学研究院機関車車両研究所の張波(ジャン・ボー)研究員の説明によると、「運転室には今まで通り運転手がいるので、旅客は心配しなくていい。運転手の職能が変わっただけだ。これまでの高速鉄道の運転手は運転に最も精力を傾けていたが、スマート高速鉄道では、精力は故障時の応急措置に最も注がれることになる。こういうわけで運転手の労働強度は大幅に低下した」という。

京張高速鉄道は「最強のエンジン」で勾配運行時の緊急対応を保障する。京張高速鉄道の八達嶺区間の勾配は33‰に達し、改良後の「復興号」なら動力が半分に減っても、スムーズに坂道を上ることができる。列車走行時に車両底部にあるバッテリーに充電し、パンタグラフが故障して一時的に電流が切断された状態になると、バッテリーが最寄り駅までの走行を保障する。また、車体に設置された数千個のモーションセンサーがリアルタイムで「復興号」を「診断」し、得られたデータはさながら列車の「健康データ」で、運営メンテナンス部門が「健康状態」を随時に把握して、故障に対する予測や警告を行えるよう保障する。

京張高速鉄道は「最強の内装」で旅客の乗車体験を改善した。スマート版「復興号」の車両外側の電子パネルには座席の表示が加えられ、旅客は乗車する前に自分の座席がどのドアに一番近いかがわかるようになった。車両内側の自動照明調節システムは外の太陽光の強度に基づいて、光線を自動的に調整する。振動と騒音を抑える技術がさらに向上し、車内の騒音はさらに1デシベル低下した。五輪バージョンの「復興号」の車内には、メディア用車両、バリアフリー車両、ドーピングサンプル置き場、スキー板置き場があり、冬季五輪と冬季パラリンピックの選手をはじめとするさまざまな旅客に便利な移動手段を提供する。

■世界で最も深い場所にある高速鉄道駅を体験、北京北駅から八達嶺長城までわずか34分

八達嶺長城(万里の長城)中核エリアの地下102メートルのところに、世界で最も深い場所にある高速鉄道駅の京張高速鉄道八達嶺長城駅がある。

中鉄五局集団有限公司京張高速鉄道三標プロジェクトの蒋思(ジアン・スー)マネージャーは、「八達嶺頂上駅は今の中国で最も複雑な掘削工事によるトンネル群にある鉄道駅で、施工断面は88種類もある。施工は複雑だが、旅客の出入りは非常は便利で、出口と入り口は完全に分離されている。出入りを便利にするため、駅には100メートルのエスカレーターがあり、高さは42メートルで、住宅なら15階分に相当する。国内最長の高速エスカレーターでもあり、同時に400人を運ぶことができ、乗っている時間は約3分間だ」と説明した。

最長の高速エスカレーターの横には障害者や大きな荷物を抱えた人のためにバリアフリーのはしご段と242段の階段がある。体を鍛えたい人は、長城に登る前に階段でウォーミングアップできる。出口から八達嶺長城観光エリアのチケット売り場までは、徒歩わずか5分だ。

八達嶺長城駅の艾紅帥(アイ・ホンシュアイ)駅長は、「観光客から乗車券価格の問い合わせが多く、これから長城観光はもっと便利になる。北京中心部から大型バスで八達嶺長城観光エリアまで来ると2-3時間かかり、霍営駅から都市郊外鉄道S2線に乗っても70分以上かかるが、京張高速鉄道なら34分しかかからない。30分もすれば長城に登れるようになるので、春が来たら観光客の長い列ができるだろう」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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