ナマコ大好きな中国人、養殖がブームに―米紙

Record China    2020年1月4日(土) 16時50分

拡大

環球時報はニューヨーク・タイムズの記事を引用し、中国でナマコの養殖がブームになっていると伝えた。

2020年1月3日、環球時報はこのほど、ニューヨーク・タイムズの記事を引用し、中国でナマコの養殖がブームになっていると伝えた。

記事は、「中国では、貧困から脱し豊かになるにつれてナマコの需要が増加し、品薄になってきている」と紹介。ナマコの産地である遼寧半島の広鹿島も例外ではなく、ナマコ需要の高まりで資源が枯渇するようになっており、近年では養殖へと転向しているという。

このような努力は、遼寧海岸一帯の経済復興を後押していると記事は紹介。衛星写真を見ると、大連には巨大な養殖池が広がっているのを見ることができ、「この付近では多くの人がナマコの養殖で生計を立てている」という。専門家によると、「ナマコは価値が最も高い養殖海産物となっており、毎年の販売額は80億元(約1240億円)を超える」と記事は紹介した。

記事によると、「ナマコは海底表面の沈殿物を食物としていて周囲の海水を浄化する作用がある」という。そのため、「ナマコの絶滅は食物連鎖に深刻な影響を与える」と指摘。「研究によると、南太平洋から地中海、そしてメキシコ湾まで、世界の70%の食用ナマコが過度に捕獲されており、大連のナマコも絶滅危惧の7種類の一つに入っている」と伝えた。

業界関係者は、「天然と養殖の違いはわずかであるが、すべての人がそう見なしているわけではないため、天然の方が養殖と比べて価格が2、3倍になる」と述べている。(翻訳・編集/山中)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携