日中がしのぎを削るASEAN地域、韓国が進むべき道は?

Record China    2020年1月6日(月) 12時0分

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25日、韓国・MBCは、日中が競り合う東南アジア諸国連合(ASEAN)地域における「韓国の進むべき道」について報じた。写真はカンボジア。

2019年12月25日、韓国・MBCは、日中が競り合う東南アジア諸国連合(ASEAN)地域における「韓国の進むべき道」について報じた。

記事は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が約1カ月前に釜山でASEAN10カ国の首脳らと「新たな協力関係を誓った」と説明。一方で「ASEAN地域はすでに日米中などの強国が激しく競争しているところだ。韓国はどのような競争力で新南方政策を具現化できるのか」とした。

記事が実例として挙げたのは、カンボジアの首都プノンペンにかかる長さ800メートルにわたる2本の橋。1本は日本とカンボジアの友好の橋、もう1本は中国とカンボジアの友好の橋だ。カンボジアは今年初め、韓国に対しても橋の建設を要請したというが、記事は「日中の開発援助金が莫大(ばくだい)なため、韓国が金額で競争するのは無理だ」と指摘している。

その上で、「こうした投資によりASEAN経済が急速に成長する中で、ASEAN諸国では中国への従属に対する懸念も出ており、韓国との協力を望む声も上がっている」とし、「韓国が強国に対するけん制役になることが期待されている」と指摘。特にIT技術協力への期待が大きいといい、専門家からは「信頼を重視するASEAN諸国の特性上、事業規模より持続性が重要だ」との声が上がっているという。

これを受け、韓国のネット上では「量で支配するのではなく、真心を持って全ての分野をサポートする技術が必要だ」「外交を充実させてこそ真の政治と言える」「韓国は東南アジアで頑張って技術を伝えている。インドネシアやタイといった親日国もだんだん韓国寄りになってきている。韓国は韓国のやり方でアプローチしたらいい」などの意見が寄せられている。

一方で、「韓国にも橋を建設しろって?カンボジアは中立を保つことで他国をうまく利用しようとしてる感じがする」「カンボジアはしっかりすべき。この世にタダはない。このままじゃ日中に食い尽くされるよ」「自国民も生活苦だというのに何が橋だ。そのお金があったら韓国国民を生かすことに使ってよ」など否定的な意見も目立つ。

あるユーザーからは「経済力は国民の生活を豊かにするだけ、国防力は他国の侵略を防げるだけで十分。今の韓国が欲しくてたまらないのは文化の力だ」との声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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