国辱の歴史を手放すべきと海外メディア、共産党機関紙が怒りの反論―中国

Record China    2013年9月19日(木) 12時5分

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18日、人民日報は鐘声名義のコラム「歴史の忘却は裏切りを意味する」を掲載した。柳条湖事件記念日のこの日、改めて抗日戦争の歴史的記憶を守り続けると宣言している。写真は瀋陽市の九・一八歴史博物館。

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2013年9月18日、人民日報は鐘声名義(鐘声とは人民日報国際部の総意で執筆された記事を示すペンネーム)のコラム「歴史の忘却は裏切りを意味する」を掲載した。

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中国人民は永遠に忘れることはない。1931年9月18日は中華民族の国辱の日である。日本の関東軍は九一八事変(柳条湖事件)を起こし中国東北軍の駐屯地と瀋陽に進攻。狂った侵略戦争の幕開けとなった。九一八事変こそ中国人民抗日戦争の始まりである。瀋陽、南京をはじめとする多くの町や村ではこの日を記念して警報を鳴らした。これは神聖な儀式であり、世界各国の尊重を受けるべきものであろう。

しかしながらこの儀式に対する疑念、さらには誹謗(ひぼう)が静かに広がっている。「中国は前進するために国辱の記憶を手放すべきだ」「愛国主義教育は中国の世界観をゆがめている。」これは米紙ウォールストリートジャーナルや英紙フィナンシャルタイムズに掲載された言葉だが、中国は屈辱の歴史を宣伝することをやめ、時代の潮流に合わせよという意味が込められている。

かつてエンゲルスは言った。「歴史はわれわれのすべてだ」、と。歴史的記憶のない民族に未来はない。歴史の忘却は裏切りである。中国人は歴史をはっきりと記憶する。それは歴史の苦しみと嘆きに溺れることを意味しない。中国社会発展の規律を認識するため、人民に前進し続ける自信と勇気を与えるためである。

この1年、日本による中国の領土侵犯という悪辣(あくらつ)な行為は強力な反撃を受けた。釣魚島及びその付属島しょの南小島、北小島の“国有化”というバカ騒ぎを日本が起こした後、中国政府は釣魚島及びその付属島しょの領海基線を発表。また中国海警の船舶は同海域での主権維持巡視公開を常態化、釣魚島及びその近海に対する管轄権を行使した。

中国の行動は国家領土防衛の強い意志と実力を再びアピールするものとなった。誰も中国人に横暴な振る舞いをすることはできない。海外のいかなる挑発もその目的を達成することはないのだ。(翻訳・編集/KT)

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