低評価を付けられたから?フードデリバリー配達員が刃物で客を襲う―中国

Record China    2019年12月23日(月) 12時20分

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22日午後に中国湖北省のショッピングモールで、刃物を持ったフードデリバリー配達員が客にけがを負わせるという事件が起こった。

22日午後に中国湖北省のショッピングモールで、刃物を持ったフードデリバリー配達員が客にけがを負わせるという事件が起こった。中国メディア・Vista看天下の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントが同日付で伝えた。

投稿によると、出前を注文したのはある雑貨ショップの店員。現場に居合わせた人が撮影したと見られる写真では、フードデリバリー大手・美団外売の制服を来た男が刃物を手にしたまま店頭の棚に腰掛け、その奥に負傷した店員と見られる男性が横たわっている。男は犯行後もタバコを吸うなどして、現場から逃げるそぶりを見せず、その後、駆けつけた警官らに取り押さえられた。

事件に関して詳しい経緯は明らかになっていないが、Vista看天下を含む複数の中国メディアは「(男は自身のフードデリバリーサービスについて)客に低評価を付けられたため、衝動的に殺そうとしたと見られる」と報じている。なお、美団は「低評価を付けられたから怪我を負わせた」という報道を否定し、事件についての言及を避けている。

この投稿に対し、一部の中国のネットユーザーは「低評価の多い配達員に過度の罰金やペナルティを課すプラットフォーム側にも問題がある」「配達員は短時間で大量の注文をこなさなければならず、負担が大きい。価格競争が過熱した結果、フードデリバリー業界には問題点が噴出している」などと、フードデリバリーシステムの弊害を指摘した。一方で多くのユーザーが「どう考えても刃物を携帯していたこの配達員に問題がある」「どんな理由があっても人をあやめようとすることが許されてはいけない」との見方を示している。(翻訳・編集/岩谷)

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