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米国は中国とのテック戦争で0対1か、恐らく0対2―米メディア

配信日時:2020年11月19日(木) 6時0分
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米防衛専門誌ナショナル・ディフェンス(電子版)は11日、「米国は中国とのテック戦争で0対1」と題する記事を掲載した。写真は中国広東省東莞市にあるファーウェイの松山湖キャンパス(拠点)。

米防衛専門誌ナショナル・ディフェンス(電子版)は11日、「米国は中国とのテック戦争で0対1」と題する記事を掲載した。中国国営新華社通信系の参考消息が16日、その内容を要約して次のように伝えている。

米国の中国とのテクノロジー戦争におけるスコアは0対1か、恐らく0対2だ。中国が過去数十年にわたっていくつかの重要なレアアースや他のいくつかの戦略的鉱物の独占を確立した時、米国は戦っていたことにさえ気づかなかった大きな戦いに敗れた。

これは大きな戦略的敗北だ。なぜなら、これらの希少な資源は今世紀の新しいテクノロジーの多くの構成要素であるからだ。それらなしでは、スマートフォンや、一部の米国の兵器システムでさえ、機能しない。

次に、次世代通信規格「5G」の優位性をめぐる戦いがある。シンクタンクのThe New Centerが発表した米国の5Gに関するリポートは、「高速接続の重要性が増しているにもかかわらず、他の多くの革新的なテクノロジーの開発と展開で世界をリードしてきた米国は、5Gレースで遅れをとっているが、中国は全力疾走している」と述べている。

アレクサンダー・グラハム・ベルとiPhoneが出現し、毎年消費者から数十億ドルを稼ぐ少数の通信キャリアを持つ国はどうして、この重要な技術で中国が風上に立つことを許してしまったのか。なぜ米国では過去10年間、この必要性があり重要な研究開発への投資が行われなかったのか。

米国企業が中国製の5G技術を購入したくない場合、代替手段は「米国製品を購入する」ではなく、より高価格の欧州企業を探すことだ。

5Gを考慮に入れて、テック戦争のスコアはすでに0対2なのか。一部の専門家は「ノー」と言うが、試合はすでに終盤に差し掛かっており、われわれにはやるべきことがたくさんあると言うだろう。

米国が5Gの優位性を獲得する方法は、連邦政府に研究開発に1000億ドル(約10兆円)を投資させることだ。莫大な額に聞こえるが、5Gは今後15年間で世界経済に2兆2000億ドル(約230兆円)の貢献をするとの見積もりがあることを知っておかなければならない。

シンクタンクのウィルソン・センターによる別の5G関連のリポートは、5Gをめぐる戦いで勝利することの重要性を説明し、「5Gは、現代社会(経済と軍隊を問わず)のコアとなる基盤だ。業界がどのように競争し、価値を生み出すか、人々がどのようにコミュニケーションし、相互作用するか、そして軍が市民の安全をどのように守るか。5Gはこれらのすべてに極めて重要なのだ」と述べている。

ウィルソンセンターのリポートは、米国の政府と軍が、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の技術のセキュリティーをどれほど懸念しているかについて詳しく説明している。しかし、誰が5G技術を展開して販売するかは問題ではない。現在、中国で加工されているレアアースがなければ機能しないのだ。

テック戦争には、5G以外にもいくつかの戦場がある。それらの中には、航空、宇宙技術、バイオテクノロジー、量子科学、ロボット工学、軍事技術、人工知能(AI)がある。

中国は未来を見て、早い段階から5G技術に多額の投資をしてきた。2009年当時、ファーウェイはあまり知られていない会社だったが、5Gに投資する先見性を持っていた。ウィルソンセンターのリポートによると、同社は現在、世界で最も多い数の5Gの標準必須特許を保有している。

5Gとレアアースの加工は、長期間の戦争の中の二つの戦役であり、失地は取り戻すことができる。だが米国の勝利は保証されていない。(翻訳・編集/柳川)

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