2013年9月16日、米国の元プロボクサーのマイク・タイソンが3度目の中国訪問を果たし、北京市でチャリティーイベントに出席した。新浪網が伝えた。

元ヘビー級の世界最強ボクサーがこのほど、3度目となる公式訪問で中国入り。16日のチャリティーイベントに出席時に現地メディアのインタビューに応じた。

貧困層の子供たちを経済的に援助するための基金会を運営しているタイソンだけに、「今回の訪問は、今までになく意義あるものになった」と語る。イベントでは「こんにちは」「愛してる」など中国語の短いフレーズも披露し、ファンを喜ばせた。カンフー映画も大好きだといい、知っているスターにジャッキー・チェンやブルース・リー、ジェット・リーの名前を挙げた。また、ジャッキーや香港のアクション俳優ドニー・イェン（甄子丹）と、「ぜひ共演してみたい」とも語っている。すでに中国版ツイッターに公式アカウントも開設し、今後は中国映画にも積極的に出演するのではないか？と言われるが、芸能活動の可能性についてはノーコメント。ただし、過去に何度か映画出演したことについて、「感触はよかった」と語っている。

現在は6人の子供を持ち、円満な家庭生活を送っているという。愛する子供たちについては、「自分の子供時代のような生活を、彼らには経験させたくない。何より彼らの父親が、殺人犯ではないことに幸せを感じる」と、自身の不幸な生い立ちも含めて語っていた。

タイソンとジャッキー、有名プロボクサーの鄒市明（ゾウ・ジーミン）がチャリティーボクシング大会を開催する噂を、中国メディアが伝えている。これについてタイソンは「誰からも聞いたことがない」と否定。自身の基金会を中国でも発展させたいと抱負を語りつつ、今後も中国で多方面において活動する意思があることを示していた。（翻訳・編集/Mathilda）