韓国の元徴用工、解決法案めぐり国会議員に手紙「汚い金は受け取らない」

Record China    2019年12月20日(金) 20時0分

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19日、韓国・ニュース1によると、韓国の文喜相国会議長が徴用工問題を解決すべく提出した法案をめぐり、元徴用工が国会議員に「汚い金は受け取らない」とする抗議の手紙を送った。写真は韓国国会。

2019年12月19日、韓国・ニュース1によると、韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が徴用工問題を解決すべく提出した法案をめぐり、元徴用工が国会議員に「汚い金は受け取らない」とする抗議の手紙を送った。

文議長の法案は「日韓双方の企業と個人から寄付を募るなどして基金をつくり、元徴用工らに慰謝料を支払う」というもの。記事によると、元徴用工のヤン・グムドクさんは同日午後2時に「共に民主党」光州支部前で記者会見を行い、国会議員に宛てた自筆の手紙を朗読した。

ヤンさんは「小学校6年生に該当する年に名古屋の三菱重工に連れて行かれた」とし、当時のつらい日々を振り返った。また文議長の法案について「私はお金がほしくて今まで生きてきたわけではない。寄付金という言葉は話にならない」と指摘し、「私が日本で受けた侮辱と苦痛について、議員たちは実際に目にしていないので分からないだろう。謝罪のない、汚い金は絶対に受け取れない」と強調したという。

ヤンさんの後には光州の市民団体も記者会見を行い、同法案に強く反発したという。

これを受け、韓国のネット上では「国会議長は見ているか?業績を残したいからって出しゃばらないで」「日本が100回謝罪して賠償金を支払っても許すか迷うのに、何が寄付金だ」「国会議長は謝罪するべき」などの声が上がっている。また「胸が痛む」「元徴用工の痛みがひしひしと伝わってくる」「素晴らしい!私たちも同じ気持ちです」と同情する声も数多く寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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