身分証を紛失したら知らぬ間に婚姻手続きされていた―中国

Record China    2019年12月17日(火) 21時50分
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17日、中国メディアの澎湃新聞は、紛失した身分証を何者かに悪用されて婚姻登記された貴州省の女性について伝えた。

2019年12月17日、中国メディアの澎湃新聞は、紛失した身分証を何者かに悪用されて婚姻登記された貴州省の女性について伝えた。

記事によると、女性は、住宅購入手続きなどをしていたところ、自身の婚姻について2件の登記記録があることに気付いた。

女性の婚姻登記記録には、恋人だった男性と2011年10月に重慶市銅梁県(現・銅梁区)の民政局で登記したものと、面識のない男性と13年10月に河北省邯鄲市臨漳県の民政局で登記したものの2件が記載されていた。女性は「13年に身分証を紛失し、すぐに再発行したが、まさか悪用されていたなんて。書類審査は通りっこないので、住宅購入手続きを一時ストップするしかない。その上、違約金の支払いも求められることになると思う」と話している。

臨漳県民政局の担当者は、澎湃新聞の取材に対し、この女性の婚姻について2件の登記記録があることを認めた上で、「民政局には、個々の婚姻記録を取り消す権限はない。当事者が結婚を強要されたことを公安局が証明した場合に限って、記録を取り消すことができる規則になっている」と説明し、訴訟などの法的手続きを講じることを勧めた。

臨漳県民政局によると、13年10月の婚姻登記時には、男女双方の身分証、戸籍簿、声明書がそろっており、担当者は手順通りに処理した。婚姻登記情報が全国で共有できるようになったのは18年末になってからで、当時は省外の婚姻登記情報を照会することはできなかったという。(翻訳・編集/柳川)

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