中国の海外逃亡者の連れ戻し「天網行動」は驚くべき効率の良さ―露紙

Record China    2019年12月21日(土) 0時0分

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17日、環球時報は露紙・独立新聞の記事を引用し、汚職官僚など中国の海外逃亡者を連れ戻す「天網行動」の効率の良さは驚くべきものだと伝えた。写真は反腐敗の宣伝。

2019年12月17日、中国紙・環球時報は露紙・独立新聞の記事を引用し、汚職官僚など中国の海外逃亡者を連れ戻す「天網行動」の効率の良さは驚くべきものだと伝えた。

記事は、「天網行動によって近年では毎日平均5~6人が帰国させられている。彼らが持ち去った巨額の不正な金も回収されることになる」と紹介。「このような効率の良さは信じがたいことだ」と伝えた。

記事によると、19年1月から10月までの間に合計1634人の海外逃亡者を連れ戻しており、このうち共産党員と政府関係者が741人を占めたという。この中には「百名紅通人員」(海外逃亡犯のトップ100人)も4人含まれており、回収する不正な金は29億5400万元(約462億円)に達すると伝えた。また、連れ戻した海外逃亡者の数は前年同期比で69%増、連れ戻した共産党員と政府関係者の数は同201%増、回収した金額は同288%増となった。

「中国は、こうした国際的な協力による反腐敗行動を強化している」と記事は紹介。14年に北京で開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)の会議において、反腐敗実行の協力ネットワークを構築することで合意しており、米国、カナダ、オーストラリアなどの国と協力して調査を行っていると記事は伝えた。

また記事は、上述の今年10月までの連れ戻しの成果は、天網2019行動の枠組みにおいて獲得したものだと指摘。天網行動は15年から始動しており、これまで120以上の国や地域から数千人を連れ戻していて、この中にはインターポールの協力によって逮捕した例もあると伝えた。(翻訳・編集/山中)

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