美術品盗難で容疑者19人逮捕、発注元は中国人コレクターか―英国

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11日、中国の文化財が英国の博物館から多数盗み出された事件で、英国警察当局がこのほど一斉捜索を行い、容疑者19人を逮捕した。中国人コレクターに雇われていたとみられている。写真はサイの角。

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2013年9月11日、英デイリー・メール紙によると、2012年に玉やサイの角などで作られた中国の美術品が英国の博物館などから多数盗み出された事件に関して、英国警察当局が10日、複数の場所で一斉捜索を行い、容疑者19人を逮捕した。容疑者はいずれも中国人コレクターに雇われていたとみられ、注文を受けると目的の博物館や美術館、オークションに足を運び盗難を繰り返していたという。

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この一斉捜索には26カ所の地方警察及び重大組織犯罪庁(SOCA)の警官数百人が加わり、ロンドンやケンブリッジシャー、サセックス、北アイルランドなどで同時に行われ、男17人、女2人が逮捕された。年齢は20〜67歳で、2011年から欧州各地の博物館や美術館で美術品の窃盗を繰り返し、極東アジア闇市場に密売していた「ラスキル・ローバーズ」と呼ばれるグループと関連があるとみられている。

今回の捜索は2012年1〜4月に英国で発生した中国の文化財など6件の盗難事件に対するもので、被害総額は2000万ポンド(約31億4000万円)に上る。特に被害の大きかったフィッツウィリアム美術館では、2012年4月に総額1800万ポンド(約28億3000万円)相当の中国の玉器とサイの角など18点が盗難に遭った。(翻訳・編集/岡田)



   

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