中国の天津市から広東省広州市に向かう列車で7日、酒に酔った男が何度も暴れて警察に拘束される騒ぎがあった。11日付で中国メディア・北京頭条が伝えた。

記事によると、7日夜に車内を巡回していた鉄道警察官は、男が小瓶2本分の白酒（中国の蒸留酒）を飲み、大声でわめいているのを発見。男にやめるよう注意しその場を離れた。ほどなくして、男が再び大声を出し、立ち上がって上半身裸になったため、警官は再度注意。男が落ち着くまで待ってその場を離れようとした。

しかし、警官が去ろうとした際に男はまたしても立ち上がり、別の乗客の座席を蹴りつけ、顔を殴った。男は邯鄲駅で現地の警察に引き渡された。

記事によると、男は天津から河南省の実家に帰るため乗車。気分が沈んでいたという理由で乗車前にも8本分の白酒を飲んでいた。車内でさらに酒を飲んだ後は完全に理性を失っていたというが、邯鄲駅で酔いが覚めた後は激しく後悔する様子を見せたという。

男にはその後、15日間の行政拘留が言い渡された。中国の鉄道警察は乗客に対し、違法行為や過激な行動を防ぐために乗車時は飲酒を控えるよう促している。（翻訳・編集/岩谷）