五輪招致成功の安倍首相、追いかけるのは祖父・岸信介の足取り―米華字メディア

Record China    2013年9月11日(水) 10時3分

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10日、安倍首相のリーダーシップのもと、日本が2020年夏季五輪の主催権を勝ち取った。米華字紙メディアは、安倍首相が五輪だけでなく戦後体制からの脱却においても祖父の足取りを追いかけていると報じている。資料写真。

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2013年9月10日、安倍首相のリーダーシップのもと、日本が2020年夏季五輪の主催権を勝ち取った。米華字紙・多維ニュースは1959年、初めて五輪の招致に成功したのは、安倍首相の祖父、岸信介だったと伝え、戦後レジームからの脱却を唱える安倍首相は五輪招致のみならず、戦後体制からの脱却においても祖父の足取りを追いかけているようだと報じている。

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五輪招致に成功した9月7日、安倍首相はブエノスアイレスでの記者会見で「2020年のオリンピックを経済の起爆剤とし、15年間続くデフレから脱却する」と述べた。安倍首相の発言は、日本国民に積極的、楽観的な心境の変化が起こり、企業投資や個人消費が拡大することを狙ったものだ。「アベノミクス」も、経済復活の期待を高めることで、その政策の有効性が増すものだ。五輪招致成功は、国民の悲観的な未来への見通しを打ち消すことになるだろう。1964年の東京五輪開催当時、安倍首相はまだ小学4年生で、日本には「夢と希望」が満ち溢れ、経済も高度成長期にあった。

「アベノミクス」による経済再生とともに、日本国民に高度経済成長の時期を思い出させる。図らずも、初めて五輪招致に成功した1959年当時の首相は岸信介であり、岸首相は日米安保条約の改正を進めた。祖父の後を追うようにみえる安倍首相は、戦後の平和憲法を改正し、集団的自衛権の行使を目指しているようだ。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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