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10日、日本と中国の100人の子供にフォトインタビューを行った企画展「日中未来の子ども 100人の写真展覧会」が上海・北京への巡回を経て、日本の福岡でも展示をスタートした。
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2013年9月10日、日本と中国の100人の子供にフォトインタビューを行った企画展「日中未来の子ども 100人の写真展覧会」が上海・北京への巡回を経て、日本の福岡でも展示をスタートした。
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「日中の子どもたちに手渡す健やかな未来を考えるきっかけを」と企画立案したのは、ソーシャルプロジェクト「Billion Beats」。北京・上海・福岡・東京の有志で各都市に立ち上げた実行委員会が開催を企画した。写真は、日中両国のカメラマンがボランティアで参加し、2011年より北京・上海の地元っ子と上海在住邦人の子供たちを訪ね、100点にまとめ上げたもの。写真には子供たちへ投げかけた3つの質問への回答も添えている。「好きな課目と苦手な課目は?」「もしお金があったら、何がほしい?」「将来の夢は?」これらのシンプルな質問は、それぞれの子供たちの個性がどのようにあぶりだすだろうか?その後、展示は写真家の今村拓馬さんによる「日本の子ども」50点を加えており、今回の福岡展では150点がお目見えすることとなっている。
北京在住のフリーライターで「Billion Beats」三宅玲子さんは、日中国交正常化40周年を迎えた昨年の秋、尖閣諸島の領有権問題で一気に冷え込んだ日中関係に心を痛めていた。激しい反日デモに肩身の狭い思いをする中、すべての中国人が日本を嫌っているわけではないことも、日常の端々から実感することが多々あった。「多様かつ等身大の中国人の姿を伝え、先入観をなくすことができれば」。これが企画の出発点だったという。
10年で倍増した在住中国人を抱える福岡では、今回の展示の開催に向け、およそ265万円の寄付金を集めた。企業も人も中国人とは日常的に縁の深い土地柄。反中意識の高まる情勢下でも、福岡でアジア・中国と関わりあいながら人生を生きる人々の潜在力を表すこととなった。
展示は今月27〜30日、東京・増上寺のTOKYOPHOTOに場を写し、フィナーレを迎える。(編集/愛玉)
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