オダギリジョー出演「サタデー・フィクション」がいきなり上映中止、“要注意人物”の監督が問題に?

Record China    2019年12月11日(水) 12時30分

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中国の女優コン・リーや俳優オダギリジョーらが出演する中国映画「サタデー・フィクション」(蘭心大劇場)が、封切り当日にいきなり公開中止を発表した。

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中国の女優コン・リー(鞏俐)や俳優オダギリジョーらが出演する中国映画「サタデー・フィクション」(蘭心大劇場)が、封切り当日にいきなり公開中止を発表。メガホンを執ったロウ・イエ(婁[火華])監督が問題視されているのではないかとも報じられている。

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多国籍キャストも話題の「サタデー・フィクション」は、1940年代の上海を舞台に、「蘭心劇場」で起こる駆け引きを描く作品。主演のコン・リーが実は諜報員という裏の顔を持つ女優を、オダギリジョーは日本から来た暗号通信の専門家で、物語の鍵を握る人物を演じている。

今年のベネチア国際映画祭のコンペティション部門にも出品された「サタデー・フィクション」だが、公開初日となった今月7日の朝、同作の中国版ツイッター公式アカウントが中止を発表。「公開スケジュールの調整のため」としているが、詳しい理由は記されておらず、新たな公開日程も公表されていない。

メガホンを執ったロウ・イエ監督はデビュー作「デッド・エンド 最後の恋人」から現在まで25年間に13本の映画を制作しているが、中国で一般公開されたのはわずか4本のみ。2000年に「ふたりの人魚」を海外の映画祭で公開後、2年間の映画制作禁止処分になり、2006年の「天安門、恋人たち」でもカンヌ映画祭参加を敢行したことで、今度は5年間の映画制作禁止処分となっている。

当局から“要注意人物”と目されるロウ・イエ監督だが、前作の「シャドウプレイ」も「サタデー・フィクション」と同じような状況となり、完成から3年後の今年4月に一般上映されている。この時は「天安門、恋人たち」の騒動が尾を引いているのが原因と言われたが、今回のいきなりの上映中止についても同様にロウ・イエ監督自身が問題視され、このような事態に陥ったのではないかと報じられている。(Mathilda

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