利益至上主義に走り、スポーツ精神無視の中国スポーツ界、いまや崩壊の危機に―仏メディア

Record China    2013年9月10日(火) 6時0分

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6日、仏メディアはこのほど、利益至上主義により中国スポーツ界が崩壊の危機に瀕していると伝えた。資料写真。

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2013年9月6日、環球時報によると、仏メディアは、利益至上主義により中国スポーツ界が崩壊の危機に瀕していると伝えた。

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中国の全国スポーツ大会の7人制女子ラグビー決勝戦で、北京チームは審判の判定を不服として棄権した。試合後、北京チームの選手は、試合前に八百長を持ちかけられ、従わなければクビにすると脅されていたことを暴露した。

「吊り輪王子」こと陳一冰(チェン・イービン)選手は、けがでパフォーマンスが低下し、金メダルが取れそうになかったことが理由で、監督からチームを追い出されたと告白。射撃で金メダルを獲得した51歳の高娥(ガオ・ウァ)選手は、金メダルが欲しいがために自分のような「老兵」に頼り、後進を育てないチームの浅はかな考えに疑問を呈した。サッカーの中国スーパーリーグでは、審判による明らかに不公平なジャッジがあるなど、八百長のうわさが絶えない。

陳選手の心を傷つけたのは、チームの監督が金メダルのために「情」を失ってしまったことだ。しかし、実際のところこれはおかしなことではない。中国スポーツ界では金メダルが監督の評価のすべてだからだ。結果が出せないプレッシャーは、チームや監督を八百長などの極端な方向に走らせる。中国スポーツ界の混乱は否定できず、利益至上主義により、ルールや良識、ビジョン、競技精神などは捨て去られているのが現状だ。

輝かしいに戦績に陶酔し、利益至上主義のために選手個人やルールが踏みにじられ、スポーツ精神が忘れ去られた結果、最後に傷つくのはスポーツ界自身だということを忘れてはならない。(翻訳・編集/北田

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