コードをいじれば試験結果が分かる?韓国の大学入試で史上初のミス―中国メディア

Record China    2019年12月5日(木) 0時0分

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3日、中国中央テレビの経済チャンネル・央視財経は「数十万人の受験生が“不公平”を訴える!韓国の大学入試で初めての成績情報漏えい」と題した記事を掲載した。資料写真。

中国中央テレビ(CCTV)の経済チャンネル・央視財経は3日、「数十万人の受験生が“不公平”を訴える!韓国の大学入試で初めての成績情報漏えい」と題した記事を掲載した。

記事によると、韓国では日本のセンター試験に相当する「大学修学能力試験(修能)」が先月中旬に行われ、受験生らの成績が今月4日に発表されることになっていた。しかし、その3日ほど前から一部の受験生が自分の成績を確認していることが分かった。

調査の結果、ある受験生が1日夜、韓国の受験情報サイトに「成績発表前に試験結果を確認する方法」との投稿を行っていたことが判明。その内容は、「成績発表が行われるウェブサイトにログインし、ウェブページのコードに含まれている年号を“2020”に変更すれば成績が分かる」というものだった。

記事によると、この方法を使って自分の成績を調べた受験生の数は312人にのぼった。これを受け、韓国教育部も2日に「修能が始まって以来、初めて成績発表前に試験結果が漏えいする事態が起きてしまった」と公表。同ウェブサイトはその後、一旦閉鎖されたという。

韓国ではこの数日間でソウル大学や高麗大学、延世大学などの大学が面接試験を行っている。「あらかじめ修能の成績を知った一部の生徒は、それを踏まえた上で面接に臨むことができる」との見方から、受験生の間で強い不満が広がっているほか、世間からも「不当な手段で試験結果を知った受験生の成績は取り消されるべき」「数十万人の受験生の人生がかかった入学試験で、こんなずさんな成績管理が行われているなんて」といった怒りの声が上がっているという。(翻訳・編集/岩谷)

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