「高速鉄道の発達は中国が米国に後れをとっていることの表れ」SNS投稿が中国で物議―米華字メディア

Record China    2019年12月4日(水) 10時30分

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3日、中国のSNS上で最近、「中国の高速鉄道の発達は、中国が米国に後れをとっていることの表れ」と主張する投稿が注目を集めているという。写真は中国の高速鉄道。

2019年12月3日、米華字メディアの多維新聞は、中国のSNS上で最近、「中国の高速鉄道の発達は、中国が米国に後れをとっていることの表れ」と主張する投稿が注目を集めていると報じた。

記事によると、投稿主は、感謝祭当日に米国の上空でたくさんの航空機が飛行していることを示す図を掲載した上で、「米国に高速鉄道はない。米国の高速鉄道は空の上にある。空中の高速鉄道は、土地を占有することなく何十層にも重ねることができる。空気抵抗は鉄道線路より小さく、より省エネだ。米国には2万以上の空港があるが、中国はたった250余り。米国では、航空券の値段は寝台列車の切符の半分だ。高速鉄道の価格は米国では全く競争力がない。中国で高速鉄道が発達しているのは、中国が後れをとっていることの表れ」などと主張した。

記事は、この発言は他のネットユーザーによってすぐに反論され、米国の空港の数や省エネに関する記述の不正確さを指摘する声のほか、米国のネットユーザーから「選べるのなら、高速鉄道の方に乗りたい」との声まで上がっていると紹介した。

その上で、北京大学教授の張頤武(ジャン・イーウー)氏が、「中国では高速鉄道は非常に効率的な交通手段だ。一方、米国には短距離の国内航路が多数ある。これは国の人口規模や交通特性の違いからくるものだ。これをもって、誰が進んでいて、誰が後れているのかを説明すること自体、意味がない」とした上で、「ネット上でのこうした対比については平常心を保つべき」との見方を示していることを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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