Vlogでも人気上昇中のCCTVアナウンサーの康輝が自伝エッセー出版

人民網日本語版    2019年12月3日(火) 16時30分

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「『新聞聯播』と自分自身がネットの人気者になる日が来るなんて思いもよらなかった。でもこういう人気者なら是非なりたいし、なる以上はきちんとやりたい」。康輝は自身の著書「平均点」でこう記している。

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「『新聞聯播』と自分自身がネットの人気者になる日が来るなんて思いもよらなかった。でもこういう人気者なら是非なりたいし、なる以上はきちんとやりたい」。康輝は自身の著書「平均点」でこう記している。中国新聞網が伝えた。

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中国中央テレビ(CCTV)の人気アナウンサーである康輝は11月30日、北京のある書店で行われた著書の発売記念イベントに出席した。会場には多くの読者が詰めかけ、この「新たなネットの人気者」のアピール力を目の当たりにした。

厳粛で権威あることで知られるCCTVのニュース番組「新聞聯播」のアナウンサーである康輝は、ネットユーザーが「神仙どうしの戦い」と呼ばれる「アナウンサーコンテスト」での機知に富み、専門的ながら温かみのある評価コメントが視聴者に人気となった。また最近は「新聞聯播」で中米貿易戦争に対する覇気に満ち毅然とした受け答えをしてみせ、一方、ショート動画共有アプリ「抖音(Tik Tok)」の「主播説聯播」ではリラックスして活き活きとした、より若々しいスタイルでその日のさまざまな出来事を解説する姿を見せたことで、その貫禄ある「国の顔」としてのイメージにたちまち親しみやすい温かみが加わり、康輝に対する印象がすっかり覆されている。

第1回目となるVlogがアップされると、「康輝Vlog」は人気検索ランキングにたびたびランクインするようになり、康輝の人気はとどまるところを知らない。

この47歳の「新たなネットの人気者」が、このほど自伝エッセー「平均点」を出版した。康輝にとって初の著書であり、前半生の回顧録である本書で、康輝は大学受験での紆余曲折や「猫奴隷」としての心得、中央テレビで働くことの楽しさとつらさ、そして両親や妻子への細やかな想いを綴っている。

「新聞聯播」は「一字一字が重く、毎秒が政治、毎日が試験」

著書「平均点」で、康輝は自身のアナウンサー人生における多くの「黒歴史」を明かしている。「お見舞いの電報」を「祝賀の電報」と言い間違えるなど、無意識での言い間違い、そして「鼻水」事件は、康輝に心底反省を促したという。「私たちは人間だから、間違いは避けられない。しかしそれを口実にして仕事の基準を下げてはならない。完璧というのは存在しないかもしれないが、完璧を追求する人は存在しなければならない」と康輝は記している。

「新聞聯播」のアナウンサーを務めるプレッシャーについて、康輝はありのままに、「この番組の重要性については言うまでもない。最も正確に言うなら、『一字一字が重く、毎秒が政治と関わっており、毎日が試験』。この番組制作チームの誰もがこのプレッシャーに立ち向かわないわけにはいかない。このプレッシャーをどうやってはねのけるか。まずはやはり私たちの職業基準によってだろう。この仕事をやっているからには、基準があってしかるべきであり、望むと望まざるにかかわらず、その基準に達するような仕事をしなければならない。だからその基準に基づいてやっていれば、このプレッシャーに耐えることができる」と語った。

人気検索ランキング入りしたVlog、「最初の1本の撮影時間は2-3時間」

康輝は、「Vlogという形式は今、多くの若い人たちに人気がある。実を言うと、最初にやり始めたころは本当に大変だった」と率直に語る。康輝は当時を振り返り、「1本目のVlogを撮り始めたばかりのころは、とても簡単に考えていて、別にたいしたことはない、1分から2分のものならだいたい20分もあれば撮り終わると思っていた。それが1本目を撮るのに2時間以上、3時間近くかかってしまった」と語った。

康輝は、「『新聞聯播』と自分自身がネットの人気者になる日が来るなんて思いもよらなかった。でもこんな人気者是非なりたいし、なる以上はきちんとやりたい。今のメディア環境では、情報を入手するルートが非常に多い。当然、私たちも自分が伝えたい重要な情報を、さまざまなプラットフォーム、さまざまなルート、さまざまな端末を通して、より多くの視聴者やより若い人たちに届けたい。だから『主播説聯播』なども私たちの試みであり、革新だと言えるだろう」と語った。 (編集AK)

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