2013年9月4日、日本メディアによると、日本の外務省高官が、5日にロシアのサンクトペテルブルクで開幕する主要20カ国・地域（G20）首脳会議（サミット）の期間中、安倍晋三首相は中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席および韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領と正式な会談を行わないとの見通しを明らかにした。環球時報が伝えた。

【その他の写真】

中国は、日本の尖閣諸島（中国名：釣魚島）問題や靖国神社参拝問題での対応に不満を持っており、中国外交部の李保東（リー・バオドン）副部長（外務次官）は先ごろ、G20サミットでの日中首脳会談の実現は困難だとする見方を示していた。

日本の外務省高官は「日中首脳会談が実現する可能性はまだ残っている。準備はするが、実現するかはわからない」とした。安倍首相はG20サミットの期間中、ロシアのプーチン大統領らと会談を行う予定だ。

李副部長は「日本がもし日中首脳会談を実現させたいのなら、詭弁（きべん）を弄（ろう）さず、一歩踏み出さなければならない」とした。（翻訳・編集/北田）