ますます手馴れてきた中国人旅行者―マレーシアメディア

Record China    2019年12月9日(月) 9時0分

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3日、中国紙・環球時報はマレーシアメディア・The Asean Postの記事を引用し、海外旅行へ出掛ける中国人旅行者がますます手馴れてきていると伝えた。写真はマレーシアのボルネオ島。

2019年12月3日、中国紙・環球時報はマレーシアメディア・The Asean Postの記事を引用し、海外旅行へ出掛ける中国人旅行者がますます手馴れてきていると伝えた。

記事は、今世紀初めには海外へ出掛ける中国人が年間延べ1000万人ほどに過ぎなかったと紹介。昨年はこの数字が台湾や香港、マカオへの訪問も含めると延べ1億5000万人となり、過去最高となったと伝えた。中国の人口は約14億人であることを考えると、中国の旅行市場は大きな潜在力があるとしている。

海外旅行への関心が高まった理由について記事は、多くの人が考えるように収入の増加だけではないと指摘。「海外旅行が簡便になり、多くの国でビザ発給の要件が緩和され、格安の航空チケットやデジタル化によって旅行が便利になったため、海外旅行の経済、申請、心理的な敷居が低くなった」と説明した。

中国人に人気の旅行先は、「地理的に近く文化習慣も似通ったところ」で、上位3位はタイ、日本、ベトナムだという。中国人旅行者は消費額も非常に多く、12年には米国を超えて世界一の消費総額となったが、1人当たりの消費額では米国の方がまだ多いと伝えた。

その上で記事は、「中国人旅行客の消費の仕方に変化が表れている」と説明。以前のようにショッピングセンターで金を湯水のように使うことは少なくなり、「病院での消費」が増えているという。「昨年だけで、60万人以上の中国人が海外で健康診断やがん治療、整形手術を受けている」と記事は伝えた。

また記事は、世界観光機関が、「中国の若い世代にとっての旅行は、生活を楽しみ、生活体験をする方法であり、買い物をする機会とは見なさなくなっている」と分析していると紹介。このほか、「狩猟旅行」も多くの中国人旅行客に人気となっており、「ザンビアやタンザニア、ボツワナ、ルワンダなどのアフリカの国が、中国人旅行客を引き寄せる努力をしている」と記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)

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