中国人は海外で「英語名」を使用した方が良いのか―英華字メディア

Record China    2019年12月8日(日) 15時30分

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2日、環球網は、中国人による外国での英語名使用の是非を巡る議論について紹介する記事を掲載した。写真は米ニューヨークのチャイナタウン。

2019年12月2日、環球網は、中国人による外国での英語名使用の是非を巡る議論について紹介する記事を掲載した。

記事は、先日英国の華字メディア「今日華聞」が報じた内容を引用。近ごろSNS上で中国人の英語名に関するスレッドが立ち、スレッド主が「名前は自分の身分を示すものであり、たとえ現地人に読み間違えられたとしても、中国人が国外で生活する際に英語名を代わりに用いるべきでない」と主張したことを紹介した。

そして、この書き込みがネットユーザーの間で議論を呼び、「中国語の子音には英語にない音が存在するので、間違って読まれたときに自分が呼ばれていると思わずに反応できない時がある」「英語名を付けるのは、自らの文化に誇りを持っていないからというわけではない。単に多様化社会の中で他人から呼ばれやすくするためのものだ」といった意見が寄せられたと伝えた。

また、「英語名だって自分のステータスの一部分。中国語名の代替として使っているわけではない」とのコメントが、多くの共感を得たとしている。

一方で、英ウエストミンスター大学でメディア学を教える英国の教員が「中国語の名前は非常に読みづらい」と語ったことを紹介したほか、ネットユーザーからも「西洋人はトレーニングを積まなければ中国語の名前を正しく発音することはできない」との意見が出たと伝えた。

さらに、英ウェールズで生活する中国人ネットユーザーが「英語名を使うと、病院に行ったときに多くの時間を節約できることが分かった」と語り、現地の生活に適応するためには英語名を用いる必要があるとの認識を示したこと、中国で生活する外国人ネットユーザーが「現地で生活するために必要だと感じたので、自分の中国語名を作った」と語ったことを紹介。「新しい名前を付けて現地の文化に適応しようとする現象は、単に中国人だけに見られるわけではなく、全世界に存在するのだ」としている。(翻訳・編集/川尻

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