インド当局が中国語のエキスパート募集、観光客装った中国スパイ摘発のため―インド紙

Record China    2013年9月4日(水) 6時30分

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1日、観光客になりすました中国人のスパイ活動を阻止、摘発するため、インドの中央情報局は現在、中国語の専門家を募集している。写真はインド。

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2013年9月1日、インド紙ニュー・インディアン・エクスプレスによると、観光客になりすました中国人のスパイ活動を阻止、摘発するため、インドの中央情報局は現在、中国語の専門家を募集している。2日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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インド政府は国防上の安全性に問題が生じる恐れがあるとして、中国人観光客が大挙して中国との国境隣接地域に流入することを強く警戒している。2012年に複数の中国人スパイが逮捕された事件では、情報局が雇用した中国語の専門家が現地に派遣され、情報の解析などに大いに役立った。

インド東北部のアルナーチャル・プラデーシュ州やシッキム州には寺院を含め200カ所以上の戦略上重要拠点が存在するが、これらの地域に多数の中国人観光客が存在していることが判明。チベット自治区から送り込まれた学生たちが、国外のチベット人たちの活動情報を収集する目的で、各寺院に滞在している可能性が強いとインド当局はみている。

すべての中国人観光客の身元を洗うことは不可能だ。そこで中国語の専門家チームを組織し、中印国境地域に派遣して、彼らの話す言語や方言を聞き取ることが重要になる。昨年、シッキム州で逮捕された中国人スパイは、ビジネスマンとしてインドに入国。中国との国境近くにある戦略拠点や軍事施設に関する大量の情報を集めていた。

政府消息筋によれば、有効なビザ(査証)を持ってインドに入国した中国人のうち、約650人が今もなお出国せず、インドにとどまっている。その多くがスパイ活動に従事し、国家安全上の深刻な脅威になっている。インドでは2011〜2012年に少なくとも7人の中国人が中国との国境近くの村で逮捕されている。(翻訳・編集/本郷)

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