永遠に感動を与え続ける宮崎監督のアニメ映画―中国メディア

Record China    2013年9月3日(火) 11時50分

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2日、第70回ベネチア国際映画祭の記者会見で、スタジオジブリの星野康二社長が「『風立ちぬ』を最後に宮崎駿監督が引退する」と発表した。写真は宮崎駿監督。

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2013年9月2日、人民網によると、今月1日午後に行われた第70回ベネチア国際映画祭の記者会見で、スタジオジブリの星野康二社長が「『風立ちぬ』を最後に宮崎駿監督が引退する」と発表した。これは、業界に入って50年、これまで50本近いアニメ作品を製作してきた日本アニメの巨匠、宮崎監督(72)が引退し、最新作「風立ちぬ」が最後の長編作となることを意味している。

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■わずかな兆候、「風立ちぬ」は宮崎監督の「遺言」?

宮崎監督の引退発言は、これが初めてではない。「もののけ姫」を完成させた後、宮崎監督は自ら引退すると宣言したが、それから4年後に「千と千尋の神隠し」を発表し、さらにアカデミー長編アニメ映画賞まで獲得した。しかし、その後宮崎監督の製作期間は1本さらに1本と長くなっていく。「風立ちぬ」の公開後、プロデューサーの鈴木敏夫氏は、同作品には「宮崎駿の遺言」が込められていると語り、これが宮崎監督の引退を暗示しているのではないかと憶測を呼んでいた。インターネット上での調査によると、44%の人々が宮崎監督の引退は早すぎると答えている。米「タイム」誌は過去に宮崎監督のことを世界で最も影響力を持つ人物と評したこともあった。

■映画ファンはため息「引退の考えを改めてほしい」

ベネチア国際映画祭で取材したところ、あるファンは1日午後にテレビやネットを通じて宮崎監督の引退の知らせを知ったといい、「非常に驚愕した。しかも意外だった。どうか引退の考えを改めてほしい」と語った。この映画ファンは監督が今回ベネチア国際映画祭に来られなかったことも非常に残念であるとしながらも、「しかし、どうであれ、宮崎監督にとってすべてがうまくいくことを願っている」とファンの気持ちを代弁した。

中国大手検索エンジン「百度」の宮崎監督の引退関連のスレッドには、中国のネットユーザーが残したメッセージがすでに100件近く投稿されていた。「非常に残念だけど、でもこの日は遅かれ早かれ訪れるものだ。宮崎駿監督のような偉大なアニメ監督と同じ時代に生きたことは、本当にラッキーだった。どうぞゆっくり休んでください。健康で長生きしてください」、「今から長い年月が経った後、安倍晋三首相やその支持者たちが誰だったかなんて覚えている人はいないだろうが、宮崎駿監督のことは決して忘れないだろう。これこそが決定的な違いだ。宮崎監督のアニメは永遠に名作であり続ける。引退後も身体に気をつけて、100歳まで生きてほしい!」といった熱い思いを綴ったコメントが多かった。

■永遠に感動を与える宮崎監督の映画

1984年、劇場版アニメ「風の谷のナウシカ」が日本で公開されて以来、宮崎監督のアニメ作品の独特の世界観や人間性に対する価値観はその後の日本のアニメの方向性に大きな影響を与えた。ヒロインのナウシカは10年連続で歴代アニメ映画の最も人気のキャラクターの首位を独占し続けた。もちろん、感動的な物語だけでなく、繊細に描き込まれた画風や久石譲の音楽もすでにその頃からのものだ。認めざるを得ないのは、宮崎監督の手描きのアニメ作品が持つ純真さこそが、この複雑な世界の中で我々に心休まる場を与えてくれたことだ。現在、宮崎監督は単にアニメの世界から離れて現実に戻り、心行くまで世界と対話したいと思っているだけだ。実在の人物をモデルに、最高級の製作チームを結集させたアニメ映画「風立ちぬ」は、宮崎監督が自らのために挙げた華麗な告別式であることが容易に推察される。恐らく、「風立ちぬ」と過去の宮崎作品とはどこか異なっているかもしれない。恐らく内容も期待しているものではないかもしれない。しかし、そうであっても全くかまわない。なぜなら宮崎監督は単に自分自身と対話したかったのだから。

それにしても、宮崎監督は本当に引退するのだろうか?これについては、また後に改めて語るとしよう。宮崎監督は過去にある書籍の中でこのように述べている。「私自身の分裂もますますひどくなっている。一方では引退すると言っておきながら、一方では新しい映画の準備に入っている」。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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