5G到来!スマートシティはどんな様子?―中国メディア

人民網日本語版    2019年12月2日(月) 5時40分

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5Gの応用は今、スマート都市建設に「強心剤」を打ち込んでおり、これまで想像すらできなかったような数多くの応用が現実のものに変わりつつあり、スマートシティ建設は次のステージに進んでいる。

5Gの応用は今、スマート都市建設に「強心剤」を打ち込んでおり、これまで想像すらできなかったような数多くの応用が現実のものに変わりつつあり、スマートシティ建設は次のステージに進んでいる。中国新聞網が伝えた。

具体的には、スマートシティとは一体どのようなもので、どのような応用があるのか。複数の専門家と業界関係者は、「スマートシティとは暮らし、仕事、医療、交通、娯楽など各方面にこれまでにない新しい体験をもたらすもの」だと説明する。

騰訊(テンセント)のコンセプト「WeCity未来都市」をみると、スマート医療分野に、人工知能(AI)技術に基づいたパーキンソン病運動機能知能評価システムがあれば、 5G時代には普通のスマートフォンを利用して、患者は家にいながら運動機能の日常評価ができるようになり、病院での診察や訪問診療にかかる時間が大幅に短縮できる。

スマート教育の分野では、5G技術の応用の下、ネットワークの遅延の短縮や解像度の向上の恩恵を受けて、オフラインで実際に教室にいるのと変わらないようなオンライン授業を受けることが可能になる。

それだけではない。5G時代のIoE(インターネットで全てのものをつなぐ)を背景に、5Gはモノのインターネット(IoT)に新たな想像の余地を与えた。無線通信、街路灯、スマートセキュリティ、放送、WiFiなどさまざまなインフラを一体化したスマート街路灯が、これまでの信号機や街路灯にとって代わる可能性もある。

華為(ファーウェイ)のエンタープライズ事業のビジネスグループ(EBG)のグローバルスマートシティ事業部の鄭志彬部長は、「5Gに基づいて、多くのこれまでと違った応用が生み出された。たとえば動画とAIを結び付ければいろいろなことができる。どこかに煙が上がるのを見たときに、画像認識AIが煙の様子を自動的に指揮システムに送り込み、事前にインプットされている地図の情報と照合し、どこに問題があるかを分析すれば、速やかな救助活動が可能になる」と述べた。

スマート水利用というものもある。5Gフィルター搭載センサーを通じて、どのフィルターが交換時期になったか、どの水道管が水漏れしているかをリアルタイムでメーカー に通知することができる。鄭氏は、「中国の漏水率は15-18%と非常に高いが、海外では 5%前後だ。スマート水道メーターにより漏水率を大幅に低下させることができる」と述べた。

都市交通は5Gによる改良が比較的多い分野だ。想像してみてほしい。これからはタクシーを呼ぶとやって来るのは自動運転車かもしれない。滴滴出行は、「自動運転車はすでに道路を走っており、まもなく滴滴のタクシー業務にも利用される」と繰り返し述べてきた。

5G時代には環境保護への配慮が進む。5G環境の下で各種の敏感なセンサーが登場する。 例えば、湖面を渡る自動運航船や空を飛ぶドローン。街灯柱に環境モニタリング用センサーが設置され、あらゆるエリアの環境保護品質モニタリングが実現して、問題が起きた場合はすみやかに警報を出せるようになる。

鄭氏はまた、「このほかスマートセキュリティもある。ハイビジョンカメラに容疑者が映ると、カメラは照合した後に都市のスマート指揮システムに通知し、指揮システムは近くのドローンに通知して容疑者を追跡する。それと同時に、近くにいる警備要員にも通知され、通知を受けた要員はしかるべき地点まで追跡を行う」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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