中国で歩きスマホに罰金スタート?ネットユーザーからは賛成の声

人民網日本語版    2019年11月29日(金) 10時0分

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スマホをいじりながら道を渡っているという人は、今後は「罰金」が科せられることになるかもしれない。

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スマホをいじりながら道を渡っているという人は、今後は「罰金」が科せられることになるかもしれない。北京日報が伝えた。

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「河南省文明行為促進条例(草案)」がこのほど審議に移った。下を向いてスマホをいじりながら道を渡るという行為について、「草案」は「スマホなどの携帯式電子機器をいじりながら横断歩道を渡った場合、関連の行政法律執行当局により、警告処分または50元(約750円)以上、200元(約3000円)以下の罰金が科される」としている。

■道を渡りながらスマホが常態化

現在、多くの人にとって、スマホは「体の一部」のような不可欠な存在になっており、「スマホ族」現象も度々人々の話題に上っている。ある調査では、「スマホをいじりながら道を渡ったことがあるか?」との質問に、回答者の72.2%が「ある」と答え、「一回もない」との回答は27.8%にとどまった。

それほど多くの急ぎの用事があるのだろうか?取材を進めた結果、スマホをいじりながら道を渡る理由は様々だったが、代表的な理由として3つ挙げられたのは、「チャット、または仕事の返信」、「緊急または重要な電話が急にかかってきたため」、そして「青信号なので、スマホをいじってても大丈夫だと思ったから」だった。

道を渡りながらスマホをいじっていることが原因の交通事故が近年、急増している。歩きスマホは非常に危険であることには、科学的根拠がある。

海外のある研究報告によると、スマホをいじりながら道を渡ると、歩くスピードが平均16%から33%落ち、脳が察知する周囲の環境に関する情報も減り、事故発生率が大幅に上昇する。日本のある研究によると、歩きスマホをすると、普通に歩く時と比べて視野が平均20分の1になるとしている。

■中国各地で歩きスマホを取り締まる条例

中国でも最近、多くの地域が歩きスマホに関する規定を制定したり、法律に基づいた取り締まりを実施したりしている。

浙江省温州市が今年1月1日から実施している「温州市文明行為促進条例」は、「交差点や道を渡る際に、歩きスマホをしたり、ふざけたりし、他の車両や歩行者に迷惑をかけた場合、警告処分または10元(約150円)の罰金を科す」と規定している 。

山東省済南市の交通警察は2018年1月4日から、監視カメラを使って、マナー違反行為や交通ルール違反の取り締まり強化をスタートさせた。例えば、信号が青になったのに、スマホをいじったり、しゃべったりしていて、道を渡らない歩行者がいると、指揮センターの監視カメラが察知して、その様子を捉えた映像が交差点付近の大スクリーンに映し出されたり、メディアで報道されたりする。

今年10月から実施されている浙江省の「嘉興市文明行為促進条例」は、「交差点や道を渡るときに、携帯電子機器をいじったり、ふざけたりすることを禁止する」とし、違反者には最高で罰金50元が科せられる。

■ネットユーザーの間で「罰金200元は高いか?」の議論

「歩きスマホで罰金200元(約3000円)」というニュースが流れると、ネットユーザーの間ですぐに議論が巻き起こった。多くのネットユーザーが、河南省のこの条例に「賛成」の立場を取っている。

一方、罰金200元はちょっと高すぎで、歩きスマホよりも、信号無視の取り締まりを強化したほうがいいと感じているネットユーザーもいる。

しかし「道路は数え切れないほどあるが、一番大切なのは安全」ではないだろうか。今絶対に処理しておかなければならない用事というのはほとんどないはずで、安全に道を渡るというのは、自分自身に対する責任であり、他人に対しての責任ある行動でもあるからだ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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