日本の企業はどのように限定商品を利用しているか―中国メディア

Record China    2019年12月2日(月) 5時0分

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26日、中国産業経済信息網は、日本企業による限定商品を利用した販売戦略について紹介する記事を掲載した。資料写真。

2019年11月26日、中国産業経済信息網は、日本企業による限定商品を利用した販売戦略について紹介した。

記事は、「日本の店やコンビニなどでは『限定』の文字をよく見かける」と紹介。「日本のメーカーはこの二文字の魔力をよく知っており、顧客の個性化のニーズに合わせて、『期間限定』『数量限定』『季節限定』『地域限定』などをリリースしている」と説明した。

その上で、「このうち『期間限定』は、例えば桜の季節には桜にちなんだ商品を期間限定で発売し、夏になると『夏季限定』、冬には『クリスマス限定』などの商品を販売する」と紹介。「スポーツのビッグイベントでも期間限定商品をリリースし、アサヒは東京五輪にちなんだゴールドラベル、三ツ矢も64年の東京五輪当時の味を再現したサイダーを期間限定で発売している」と紹介した。

また、「17年にコカ・コーラが日本の9つの地域で『地域限定』のデザインを発売した。地域の特徴を反映したデザインはコレクションブームを引き起こした」としている。

記事は、日本企業が限定商品を好んでリリースする理由を3つ挙げた。その1つは、「自分だけが持っているという消費者心理」だ。記事は「限定販売することで希少性が生まれ、消費者は買って得したという気分になるので積極的に購入するからだ」と論じた。

2つ目の理由は、「競争」だ。記事は「物質的に豊かな日本では品質だけで売ることは難しくなっており、顧客を引き寄せることはできない」と指摘。「激しい競争の中でメーカーは常にアイデアを出して新たなセールスポイントを探しており、限定商品はその中でも確実な方法だ」とした。

3つ目は、「人材と設備の支持」。記事は「限定商品の研究開発に人材は欠かせず、いち早く新発売するには技術面でのサポートが必要。この両者がそろっている日本では限定商品を販売する環境が整っている」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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