韓国の格安航空会社、操縦士の半数が経験年数は5年未満―韓国紙

Record China    2013年9月2日(月) 18時30分

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1日、急成長を遂げる韓国の格安航空会社だが、操縦士の多くは飛行経験が不足している。飛行経験5年未満の割合は半数に上る。

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2013年9月1日、韓国紙・朝鮮日報によると、韓国で格安航空会社(LCC)が急成長を遂げているが、その操縦士の多くは飛行経験が少ない。大手航空会社と比べて、LCCは飛行経験が5年未満の操縦士の割合が6倍に上る。中国民航網が伝えた。

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韓国国土交通部及び国会国土交通委員会に所属する李老根(イ・ノグン)議員によると、韓国のLCC・ジンエアーでは操縦士139人のうち133人が飛行経験5年未満で、その割合は業界で最も高い95.7%だった。チェジュ航空でも51.1%と過半数。他のLCC各社も飛行経験5年未満の操縦士の割合は高く、ティーウェイ航空は39.7%、イースター航空は35.2%だった。大手航空会社である大韓航空では29.3%、アシアナ航空では16.1%にとどまっている。

LCCに経験の浅い操縦士が多いことについて、海外の一部航空会社が高額の報酬で経験の豊かな操縦士を雇い入れており、LCCは操縦士を確保しにくくなっているのだと、業界関係者は話している。ジンエアーは、操縦士の資格がある上、社内で独自の訓練を1年間行っており、飛行には何ら問題がないとしている。

LCCは経験の少ない操縦士が多いが、事故は大手航空会社よりも少ない。統計では過去5年で「準事故」(死者の出ない事故や未然の事故など)を起こした件数は、アシアナ航空が7件、大韓航空が5件だったのに対し、チェジュ航空とエアプサンが2件、イースター航空が1件とLCC各社の方が少ない。

しかし、業界関係者によると、LCCは保有する機体数が少なく、短距離を飛行することが多いため、離着陸する空港や航路などよく慣れた環境で運行していたことで事故件数が抑えられていたが、LCC各社は2012年から海外路線に参入。不定期便を海外へ飛ばすようになったことにより問題が出る可能性が大きくなったと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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