貿易摩擦は中国経済に深刻な打撃を与えたか?―中国メディア

人民網日本語版    2019年11月25日(月) 14時30分

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2019年ニュー・エコノミー・フォーラムが21日に開催され、海外からの参加者が取材に答える中で、「引き続き中国経済に高い信頼を寄せている」と述べた。写真は中国。

2019年ニュー・エコノミー・フォーラムが21日に開催され、海外からの参加者が取材に答える中で、「引き続き中国経済に高い信頼を寄せている」と述べた。

海外参加者は、「中国経済はこれからもグローバル経済成長への最大の貢献者、最も人気の高い投資目的地、イノベーション(革新)のリーダーであり続けるだろう」との見方を示した。

■貿易摩擦の中国への影響はそれほど大きくないとみられる

スタンフォード大学フーヴァー研究所のシニア研究員のニーアル・ファーガソン氏は、「多くの人が、自分も含めて、これまで米中貿易摩擦が中国経済に深刻な打撃を与えるだろうと考えていたが、中国経済はなお6%を上回る成長率を維持し、来年も6%前後を保つ見込みだ。米中貿易摩擦の中国経済に対する短期的影響はそれほど大きくないとみられる」と指摘した。

スタンダードチャータード銀行のビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は、グローバル経済成長の見通しについて質問された際に楽観的な見方を示し、「中国経済がどっしりと安定していることが、グローバル経済に対し楽観的な判断を下した重要な原因だ」と述べた。

■グローバル経済への寄与、間違いなく中国が最大

多くの人が新興エコノミーをグローバル経済の新たな成長極の1つとみなす。ウィンターズ氏は、「新興エコノミーの中で、グローバル経済への寄与について語るなら、中国が間違いなく最大だ。中国経済は強いだけでなく大きくもある」と述べた。

■中国経済は上に向かって進んでいる

カンボジアの物流大手ワールドブリッジ・グループのシーア・リッティ会長は、「今、世界中が中国を見つめ、中国経済を見つめている」と述べた。

リッティ氏は続けて、「私は中国経済は上に向かって進んでいると思っている。これからの10年間で、中国は世界トップクラスのエコノミーになり、世界各国がみな中国と『関係をもちたい』と考えており、とりわけ製造業分野での関係構築を願っている」と述べた。

■国際投資家はそろって中国に照準合わせる

アラブ首長国連邦(UAE)のムバダラ・インベストメントのハルドゥーン・ハリファ・ムバラクCEOは、「20年前には、2年に1回、中国に来ていたが、今は6週間に1回来ている。世界の投資家にどんな変化が起きたかわかるだろう。国際投資家はそろって中国に照準を合わせている」と述べた。

ハルドゥーン氏の指摘によると、「過去5-10年に起きた大きな転換は外資系企業が中国でビジネスをよりやりやすくなったこと、ビジネス環境がよりよくなったこと、中国が海外からの投資に対してますます開放的になったことだ。同時に、中国にも優れた企業家がますます多く登場し、生命科学、交通などの分野の技術が目に見えて進歩した」という。

またハルドゥーン氏は、「中国は巨大な市場であり、これから必ず世界の市場にもなる。中国の企業は中国で競争するだけでなく、世界でも競争するようになる」と述べた。

■中国は非常に驚異的なスピードでイノベーションを遂げている

前出のファーガソン氏は、「産業革命が始まってから、イノベーションはずっと経済で成功するための基礎的要因であり、中国は経済のイノベーションを賢明に選択し追求してきた。7-8年前には、米国人がよく、『設計とイノベーションは米国で生まれ、製品は中国で組み立てられる』と言っていた。しかし今や中国は非常に驚異的なスピードでイノベーションを遂げた。たとえば人工知能(AI)などがそうだ」と述べた。

中国が独自の知的財産権を創造する能力を有し、これが未来に向かうカギでもあることに疑問の余地はない。人口ボーナスが徐々に消滅し、金融の境界が顕在化する今のような時期には、イノベーションを経なければ、中国は持続的成長を遂げることはできない。

■中国の政策決定者が経済活性化に抑制的であることに深い印象

カリフォルニア大学サンディエゴ校国際関係・環太平洋研究大学院の21世紀中国プロジェクト代表を務めるスーザン・シャーク氏は、「中国経済が目下直面する挑戦はどのように『デレバレッジ』をするかということ、またどのようにして一定の持続可能な成長を今後も維持するかということだ」と指摘した。

シャーク氏は、「中国の政策決定者が抑制的であることは印象深い。彼らは大規模な活性化計画を通じて経済を振興しようとしなかった。長らく、中国が直面する大きな挑戦はどのようにして生産効率を高めるかということであり、現在、政府は多額の資金を科学技術やインフラ建設などの分野に投入しており、今後は成長率を高めるための新たなルートを見つける必要がある」と述べた。

■中国の経済成長に積極的な軌道がみえる

シンガポールのグローバル戦略コンサルティング会社フューチャーマップの創業者パラグ・カンナ氏は、「現在、グローバル経済は安定的に成長し、アジア地域は、たとえば中国では経済成長が落ち着いた様子をみせている」との見方を示した。

カンナ氏は、「成長に関するデータはそれほど重要ではない。というのも、中国の経済成長に積極的な軌道がみえると思うからだ。多くのインフラ建設投資、貿易一体化などの措置を目にすることができるし、こうした措置は未来の成長を持続的に推進することになる」と続けた。

またカンナ氏は、「中国は今や世界2位のエコノミーであり、この段階では成長率はそれほど高くならない。中国の消費と投資がよりバランスするのを目にして、これは積極的な流れだと思った。未来の中国はデレバレッジ、国有企業改革、さらなる開放、とりわけ資本項目におけるさらなる開放などの方向へ進む必要がある。中国は非常に率直で誠意があり、かつどのようにしたいかを明確に示す。そんなわけで私は中国経済の見通しは積極的であると考える」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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